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第480回
ほぼ日編集部樣
5月24日のニュースから
久しぶりのほぼ日だ。
と言っても3日間だけだけど、
しばらく旅行に行っていて
家に戻ったときのような懐かしさがある。
ほーら帰ったよ、と言いながら
我が家の敷居をまたいだ時のような気分。
そのうちそうか、またやるぞーって
気分になってくるんですね。
さあ、今日の新聞のニュースといえば、
どの新聞も1面、社会面はハンセン病訴訟で、
政府が控訴を断念したニュースであふれている。
いろんな経過はあるにしろ、
一つのドラマと見立てると
なかなかうまく筋書きが出来たドラマだった。
長く辛い隔離と差別の歴史に苦しんできた
ハンセン病の患者や元患者らが首相官邸に詰めかけ
首相に一目会おうとするが、官邸の門は開かない。
ついには首相の代わりの秘書が出て来て門を挟んで
「会わせてほしい」
「いや会えない」
の押し問答が行われ、
その情景が一部始終テレビのニュースで流れる。
秘書は
「このような集団的な圧力の元では・・・」
などとこういう場合決して言ってはいけない言葉を吐く。
当然患者や元患者それに支援団体の人々は
「集団的圧力とは何事か・・・?!」
と激高する。
この光景をここ数日見せられている国民は
「小泉さんもちょこっとでも
会ってあげればいいのになあ・・・」
と思っていたに違いない。
そのころ当の小泉さんは国会で
「会う時期も含め検討している」
などとこれまでの小泉さんらしくない、
歯切れの悪い答弁を繰り返していた。
この光景もテレビで流れているから、
「やっぱり小泉さんも同じなんだなあ」
「小泉さんと言えども官僚の論理の前には逆らえないのか」
などと小泉首相の限界について感じ始めていた。
昨日の朝刊はおろか夕刊でさえ
「今夕控訴決断」
と新聞各紙が政府の決定は間違いないと言わんばかりに
断定的に書いていた。
昨日の夕方まではほぼ流れは決まっていたかに
見えていたんですばい。
それが、すべてのマスコミの予想を完全に覆し、
最後の最後で逆転して
「控訴断念」
となった。
そりゃあこのドラマは感動ば呼びますばい。
それに小泉さんが患者や元患者らと
10分の予定のところを40分も会って
患者の話に涙を浮かべて聞いていたという、
「涙のおまけ」までついているんだから、もう完璧。
もしこれが最初から練られた筋書きなら
これほどうまく出来たストーリーはないだろう。
これを描いた人はすごい策士だということになりますばい。
ばってん、これはそういう話ではないんでしょう。
国民の高い支持率で首相になった小泉さんは、
この高い支持率を維持するためには
もう下手なことは出来なくなっているんでしょう。
高所恐怖症の症状が
今の小泉内閣にはついてまわっているようです。
これを一部の評論家などは
「ポピュリズム」
などと表現する向きもあるようですが、
そういう意味では民主主義は元々ポピュリズムなんですよ。
これで自民党は選挙は大丈夫という話もありますが、
さあどうですかね?
森さんの時よりは遥かによくなったと思いますが、
小泉人気と自民党支持率とはかなり乖離があるようですから。
今回、私の個人的な感想で言えば、
小泉さんの少年のような一途さが出ていたようで、
その部分は確かにこれまでの自民党の政治家とは違うなあ、
と感じました。
小泉さんの信念は
「恐れず、ひるまず、とらわれず」
ということらしい。
その言やよし。
実行あるのみですたいね。
毎日新聞が今日の朝刊で
例の北朝鮮・金正男不法入国問題で1面で、
「田中外相、隠密裏の退去指示 外務省幹部が証言」
「『金正男』氏入国情報に」
という記事を載せている。
この記事は16、17面の2ページを全面使っての
克明な調査報道に基づくものだ。
この中で田中真紀子外相は外務省幹部との協議の中で、
「どこの国でもいいから、
とにかくマスコミに知られないうちに
早く出しちゃいなさい」
と主張したという。
つまり、出入国管理法に基づく手続きを経ずに
極秘に例の一行4人を出国させる考えだったそうだ。
ところが、川島裕事務次官に対し福田康夫官房長官が
「事件が発覚しても説明のつく処理」
を要請し、最終的には退去処分になったんだそうだ。
これが本当だとするなら、
田中真紀子さんという政治家は
インチキなところがあるんだなあとしか言えない。
福田さんの方が遥にまともだ。
何事も表に出ずに隠せればいいというのは、
政治家としては最低だ。
事実に対する誠実さのない人は結局信用できない。
政治家としての資質が云々されるが、
人間としてし資質の問題だ。
毎日新聞を取ってない人も
この調査報道は読む価値があると思いますよ。
明日も朝早い取材なのでこの辺で・・・・
また明日・・・・・

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また一味違いますよ・・・・なんて。
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