TORIGOE
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鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第475回

ほぼ日編集部様

5月16日のニュースから

とうとう声が出なくなっちゃいました。
日曜日までには声を取り戻さなくては・・・・・・

で、重たい頭で新聞読んでいると、
毎日新聞の5面にこんな記事が。

「止めて3週間なのに・・・
 中谷防衛庁長官 田中外相批判の
 森前首相に"クギ" 」

 
記事には森前首相と田中真紀子外相の似顔絵と
中谷防衛庁長官の写真がついている。
先週でしたか、森さんが
テレビに出演して大いにぶちまくっていた。
おお、森さん首相辞めたら結構冗舌じゃん、
なんて思ってました。
その中で
「外務省の役人は大臣の使用人じゃないんだから」
などと外務省人事問題で田中外相を批判していました。
その後の予算委員会の質疑などを見ていても
真紀子外相は自民党の中でも
孤立しているかのように見えてましたね。
1回言ったことを訂正したり、謝ったりで、
外相のスタートは決して順調ではないようです。
何となく彼女が張り切れば張り切るほど、
背後で自民党のベテラン議員達が
冷笑している図が浮かんでくるようでした。
ところが、この毎日新聞の記事によると、
田中外相には心強い味方がいたんだそうです。
その人は中谷防衛庁長官。
15日の閣僚懇談会の席上、
この森さんのテレビでの真紀子批判を
こう言って切り捨てたそうだ。
「首相を辞めて3週間しかたたない方が、
 テレビで現職閣僚を批判するのはいかがか」
私は前の首相だろうと、
現職閣僚の批判をしても一向に構わないと思いますが、
中谷さんからすると、
森さんのこの言動は許せんと思えたらしい。
何で・・・・・中谷さんが田中さんの応援を・・・・?
中谷さんは防衛大出身の、つまり制服出身の初めての長官。

どこで2人はつながっているのかと思いましたが、
記事によると、2人は3年前、
対人地雷禁止条約批准の推進などで
ともに活動した仲だそうだ。
昨年は自民党内閣部会で省庁幹部の閣僚への
報告義務を強化する
「幹部公務員特例法」
の原案作りにも二人三脚で取り組んだんだそうだ。

こうして内閣の中にも援軍を得た真紀子さんだが、
アメリカのアーミテージ国務副長官の会談キャンセル問題が
今後尾を引きそうな気配だ。
昨日も書いた通り、
この問題をアメリカが
そんなに怒ったりしている様子はないのだが、
外務省内部の官僚や、
真紀子さんのやり方に快く思わない
自民党の政治家たちが外相の発言の食い違いや
認識不足などを細かく衝いてきて
真紀子外相を追い落とそうとするかもしれない。
まあ、そういう攻勢に負けてしまうようなら、
真紀子さんもそれだけの政治家ちゅうこつでしょうたい。
ここを凌いでこそ田中真紀子さんが
本物かどうかが分るというもんでしょうね。
そういう目で国会のやり取りを見ているとハラハラ、
ドキドキ、ワクワクでかなり面白いですね。
これで一つ楽しみが増えたぐらいで
丁度いいのかなあ・・・・

喉の調子も良くないんでこの位で・・・・・

また明日・・・・

2001-05-17-THU

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