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鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第471回

ほぼ日編集部様

5月12日のニュースから

皆さんは「エシュロン」という言葉を知っていますか?
一時期日本のテレビでも取り上げられましたが、
これはとんでもない
アメリカの通信傍受システムのことです。
これで貿易上の妨害を受けているとする欧州議会の
調査団がアメリカに行きましたが、
その件は話せないとばかりにアメリカの政府機関は
すべて門前払い。
アメリカと欧州の新たな火種となりそうだという。
朝日新聞は2面で7段ぶち抜きの囲み記事。

「世界の通信を傍受 『エシュロン』のことは話せない」
「米、欧州調査団を門前払い」


毎日新聞は7面に3段見出しで、

「欧州議会 エシュロン調査空振り 
 米側 面会、直前キャンセル?」


さてエシュロンなるものとは一体なんだろうか?
朝日の記事によると
「米国が冷戦期からコンピューター技術を駆使して
 発達させたとされる通信傍受網『エシュロン』。
 世界の電話、ファクス、電子メールなど
 すべての通信を聞き分け、キーワードに基づいて
 標的の情報を抽出。
 特定人物の声まで拾い出すともいわれる」

毎日新聞によると、欧州調査団は米司法省職員や
関係委員会の議員と面談できたが、議員は
「エシュロンという言葉さえ聞いたことがない」
と答えたそうだ。
これはウソに決まっている。
中央情報局(CIA)や国家安全保障局(NSA)など
このエシュロンに関係しそうなセクションは
すべて会談を拒否。調査団は怒って帰ってしまったというが、
調査団の委員長は
「米政府の冷遇ぶりに失望している」
と表明。近くエシュロンについての報告書をまとめるという。
朝日の記事横につけたミニ解説によれば、
「エシュロン(ECHELON)米国など英語圏の5カ国が
 通信衛星、海底ケーブル、地上の超短波無線中継局などの
 通信データを傍受。日本の三沢基地も拠点とされる。
 冷戦後は産業情報も収集しているといわれる」
   
このエシュロンという代物は相当にヤバイ話のようだ。
日本の我々の情報もすべて傍受されている
可能性があるわけで、一昨年だかに成立した日本の
「通信傍受法」など比較にならんぐらい危険極まりないものだ。
欧州だけに任せずに日本も三沢の基地にあるといわれる
エシュロンについてアメリカにキチンとした質問状を
突きつける必要がありそうですばい。
欧州議会の報告書、出来たら見たかですたいね。
いずれにしろ、なんか怖か話ですね。

今日の放送(スクープ21)は
1.真紀子さん旋風で外務省はさあ、どうなる?、どうする?
2.仙台・筋弛緩剤事件の守大介被告の恋人が初めて告白!!   
3.新コーナー「テリー・トリーのなんでもジャーナル」は
  最近の女子アナ論です。
あの女子アナが思わず涙を・・・・・
   
ではまた明日・・・・・

2001-05-13-SUN

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