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第462回
ほぼ日編集部様
5月3日のニュースから
連休まっただ中、皆さんは何して過ごしてるんかなあ、
と思いながら、私は大リーグ、
シアトル・マリナーズ対ボストン・レッドソックスの
試合を今、見終わったところです。
野茂投手対イチローの対戦はセカンドゴロと外野フライ。
そして次は背中にどすんと90マイルの速球が
当たるデッドボール。イチロー痛そうでしたが、
この試合に限れば野茂の勝ちかなあ・・・
イチローは野茂に代わって出て来た何とかいう
ピッチャーから3塁打を放ち41本目のヒット。
リーグ第2位の安打数。
1位は42本なので、限りなく1位に近い数字。
イチローは確かに凄いやつですね。
さて、私も今日からほぼ日に復帰です。
最初にこれも野球の話ですが、スポニチ2面に
こんなベタ記事が。
「視聴率も最低」
1昨日、つまり1日の巨人ー中日戦は17−0で
巨人が大敗した日だが、この対戦のテレビ中継放送の
視聴率が今年最低だった、という記事だ。
中継したのは巨人と同じ系列の日本テレビだ。
巨人戦の日テレ中継は悪くても20%というのが
これまでの常識だったのに、なんとこの大敗の日は、
11.6%!!!
記事によれば、
「同局(日テレ)の巨人戦最低視聴率は90年9月27日の
大洋戦の8.8%だが、これは消化試合。
開幕から1ヶ月あまりのこの時期だけに関係者も
ショックを受けていた」
そうだろうねえ。これはやはり異常現象ですばい。
そう言えば、4月29日の日曜日、私達がやっている
「スクープ21」の真裏で行われていた巨人ー広島戦は、
これも日本テレビの中継ですが、なんと15.7%。
日曜日の巨人戦ナイトゲーム中継となれば、
軽く20%は超えるのが当たり前なんですが、
試合に7−3で負けたのがよくなかったんですかねえ。
巨人ファンは負けたら試合を見らんごたるね。
情けなかばい。
でも、その分、私達の番組に数字が流れて来たようで、
ま、我々としちゃあ巨人さん、ありがとう!
というところですばい。
今年は恐らくイチロー、新庄らの大リーグ行きで、
大リーグ熱が高まり、その分日本のプロ野球にはなんか
今一つ魅力を感じなくなったような気がしますね。
それに巨人の一人勝ち現象が続いて以前から
憂慮されていたことがこういう形で
出て来たのかもしれません。
毎日新聞の21面、スポーツ面に「閑球自在」という
コラムがある。筆者は松本照雄記者。
かつてインド・ニューデリーやニューヨークの
特派員を務めた、私よりちょっと後輩の記者だが、彼が
「悦楽の果てに待つものは」
と題してこの巨人をめぐる状況を書いている。
書き出しは政治の話から。
「森(喜朗)さんが首相だったとき、
失言などを繰り返すたび『墜ち続けろ自民党』
と思っていました。世間とはまったく違う感覚で
物事が進む永田町のことは不案内ですが、
この政党は墜ちるとこまで墜ちないと再生できないだろうと、
感じていたのです」
コラムの半ばからプロ野球の話に転調して、こう続ける。
「(巨人は)社会に活力を生む『勢力均衡』などと
考えたこともなく、最近では、ヤクルトの4番を、
近鉄の4番を、西武の4番を、広島の4番を、
ダイエーのエースを囲い込み、文字通り権力の集中化を
図ってきました。それは自分のことさえよければいい、
という今の利己的日本人につながっています。
セ・リーグの勢力均衡なんて夢のまた夢。
悦楽の日々の後に何が待っているのか。
『勝ち続けよ巨人!』」
前半の森さん話からすれば、プロ野球は墜ちるところまで
墜ちないと、再生は望めない、ということらしい。
私は確かに現実はそういう側面はあるだろうと思いますよ。
カネを振り回して自分だけ強くなればいいという
今の読売新聞のトップの考え方に問題があるのは
確かでしょう。
ばってん、いつもこういうときに抜け落ちているのは
他球団の努力の問題ですたいね。
巨人はたとえ非難を浴びようと自チームの戦力アップに
努力をしているわけで、それを一方的に非難だけするのは
おかしいんではないでしょうか。
むしろ、本当に非難さるべきは巨人以上の経営努力をしない
他の球団幹部たちですばい。
巨人におんぶに抱っこ状態のプロ野球全体を見直さないと
ダメなような気がします。
そのためには今のような官僚の天下りコミッショナーをやめて、
本気でプロ野球活性化に尽くす経営感覚のある人物を
トップに据えて「構造改革」をしなければ
ダメなんじゃないでしょうか。
構造改革は政治だけではない。
2日の毎日新聞の5面にベタ記事でこんなニュースが
出てました。
「ひるまず改革を 副大臣会議で小泉首相訓示」
小泉内閣発足後初めて副大臣会議が
首相官邸で開かれ他という記事。
多くの副大臣の前で小泉さんが
「永田町の論理、政党の論理ではなく、
国民の論理を代表して、最大多数の最大幸福を図るために
仕事に臨んでいるんだという気持ちを持ってほしい」
というような訓示を述べたというだけの、
どうってことはない記事。
私が注目したのは、この記事の最後に付けられている
この表現です。
「・・・・・と要請、メモなしの小泉流を通した」
「メモなしの小泉流」
私が今回の組閣でじっと見続けているのは、
彼らは自分の言葉で政治を語ることができるのか。
官僚の作文を何処まで拒否して国民に向かって
話しかけられるのか、ということです。
小泉さんは過去の首相の中では一番分っている
政治家のような気がていますが、7日が所信表明、
つまり国民に向かって語る初めてのセレモニーです。
彼はペーパーに頼ることなく自分の言葉で話す、
その姿勢を頑固に守れるかどうか。
これが見どころですたいね。
楽しみが出来ましたね。
というところで、
また明日・・・・・・
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