|
第458回
ほぼ日編集部様
4月27日のニュースから
小泉内閣の評価報道は夕刊に至っても続いている。
今晩のテレビもやっている。
ま、それだけ今回は一般ピープルの関心が
高かったんでしょうね。
私は今日の夕刊、毎日新聞の2面に特集してあった
「小泉新政権 中曽根元首相が語る」
というインタビュー記事がえらく面白かった。
私は必ずしも中曽根さんの考え方を支持する
わけではないが、さすが永年永田町で
政治を見続けてきた人だけのことはあるな、
と思わせるんですばい。
表面にとらわれずに底流をちゃんと見ようという姿勢と、
そこから語られる言葉に含蓄があるんですね。
聞き手の「小泉内閣をうまく形容して下さい」という
質問にこう答えている。
「『行きはよいよい 帰りはこわい こわいながらも
通りゃんせ』内閣だ」
どういうことかというと、今総裁選の直後は
「行きはよいよい」の状態だけれど、7月に予定されている
参院選の結果次第ではどうなるか。
その間には景気の問題や靖国参拝、集団的自衛権、
憲法改正問題など、小泉内閣が越えねばならない
いくつかの関所があるという。
それらを勘定に入れた上でこう言う。
「現代人はテレビや新聞に影響され、非常に飽きっぽい。
だから『帰りはコワイ』という現象が起こる可能性がある」
また、別の質問に答えてこうも言っている。
「単なるポピュリズム的な人気で人選をするとひどい目にあう。
ちょうど今は、強風が吹いて『小泉だこ』が舞い上がった
ようなものだ。しかし、風はいつやむか分らない。
注意が必要だ」
内閣の人選で人気取りだけの人事をやれば、
必ず反動がくることを中曽根さんは指摘しているわけだ。
今は風が吹いて総てがうまくいくような錯覚にとらわれるが、
風はいつしかぱたりとやんでしまう。
そうするとがたがたに総てが崩壊してしまう。
そういう危うさを言っているんでしょう。
かつて細川内閣のとき、日本新党にもいっとき風が吹きました。
でも風がやんだあとの惨状はひどいもんでした。
その前には河野洋平さんらが立ち上げた新自由クラブにも
風が吹き、そしてやみました。
中曽根さんが見てきたのはそういういくつもの
実例なんでしょう。
私も同じ感想を持っています。
「現代人はテレビや新聞に影響され、非常に飽きっぽい」
中曽根さんのこの指摘はその通りでしょうね。
小泉さんで参院選にも自民党は少し希望が見えてきたようですが、
一つ間違えば、逆風が吹き荒れこれはもうえらいことになります。
自民党の他の派閥の皆さんはいま「お手並み拝見」とばかり
かなり意地悪な目で政権の行方を見ているような気がします。
さすが中曽根さんですなあ・・・観察がリアルですばい。
今日はこれで寝ます・・・・・
また明日・・・・
|