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鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第457回

ほぼ日編集部様

4月26日のニュースから

今日は仙台に取材に来ていますので、
仙台からモバイルで送稿です。

小泉内閣の組閣と各大臣の記者会見を
ホテルのテレビで見ていて感じたことがありました。
とりあえず感想を書いておきます。

顔ぶれを見ていると、田中真紀子外相、
竹中平蔵経済財政相、石原伸晃行革担当相などの顔が
目を引く。
それに女性が5人というのも戦後最高の数だ。
民間から3人というのも多い。
これで小泉さんが総裁選中から言って来た約束は
かなりの程度実現されている。
従来の自民党内閣とは相当に違う。

一方では森内閣の閣僚を再任するケースもかなり多く、
内閣を一新したというのとは程遠い。
小泉さんが例えば田中真紀子外相を実現するために、
他のところでは妥協したという見方もできるんでしょうね。
ただ小泉さんがこれで点を稼いだことは確かで
このままいくと7月の参議院選挙は、
自民党の壊滅的な大惨敗は避けられそうだ。
もっとも選挙まではまだ時間があるので
小泉さんと田中真紀子さんの舌が滑って失言をして
評判を落とすかもしれない。
やはり一寸先は闇のところはあるんでしょうね。

それと今回の小泉首相の選出にあたって
ちょっと驚いたのは、
小泉さんが自民党総裁に選ばれた後の会見で
将来の、ではあるが、憲法9条の改正に言及したことだ。
ここまで踏み込んではっきりと
戦力の放棄を規定した憲法9条を
自衛隊の現実に合わせるように主張した首相は
初めてではないか。
それを受けてマスコミも
昔ほど大騒ぎはしないのが印象的だった。
時代の流れなんだろうか。

さて、今日の閣僚の記者会見をある一で見続けていた。
各大臣がどこまで自分の言葉で喋ることができるのか。
これまでの派閥順送り人事の場合、
ただ当選回数が基準に合うようになったというだけで
大臣になるために
最初の会見では役人が作ったメモを
下を向いて読む光景がしばしば見られた。
こういう光景が日本の政治の、というより政治家の
信頼度を下げることになっているんではないだろうか。
その点、今回の会見では
自分の言葉で喋ろうとする大臣が多かった。
その点は評価出来る。
でも大臣によっては
チラチラ役人の作ったメモを見ている人もいたが、
まあ、いいか・・・・

ということで仙台からお休み
また明日・・・・・・

2001-04-27-FRI

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