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第454回
ほぼ日編集部様
4月23日のニュースから
今日の新聞は自民党の総裁選の話題でいっぱい。
自分が番組でやっていておかしいんですが、
もういいよ、という感じ。
確かに自民党はこの2週間くらい
完全にメディアジャック状態だ。
総裁選を追いかければ追いかけるほど
自民党の宣伝になってしまうという図式。
番組を進行しながら頭の片隅で
「情けない」「自己嫌悪」などという単語が
点滅していました。
うーん、やっぱり情けないぜ。
で、今日は思いきり政治の話から離れて
これを取り上げます。
朝日新聞の29面、家庭欄にある
「ひととき」と題する読者の投書欄。
こういう欄はどの新聞も持っているが、
私はよく目を通すところだ。
やはり個人の意見なり、状況なりが反映されていて、
個別の状況を知ることができるのが魅力だ。
「ニュースの職人」としては
個別の状況を一般化する作業は絶対にいつも
心がけていなくてはならないが、
これが実はこの仕事の落とし穴。
具体的な個別の状況が見えなくなってしまう。
そういう意味で、なるほど
こういう人はこういうことを考えているのかとか、
そんなことで困っているのか、
というふうに実例がこの欄には
いつも出ているのがいいんだなあ。
さて、今日の「ひととき」欄のタイトルは
「年齢の壁に阻まれて」
筆者は神奈川県三浦市の主婦、52歳。
もちろん新聞の紙面上は実名入りだけど、
ここは本人の許可を得てないので実名は書きません。
まあ、話の趣旨を説明するのに氏名はいりませんからね。
書き出しがなかなかいい。
「つかの間の夢を見た。
一瞬のうちに、それは消えてしまったけれど」
話の中味をかいつまんで説明するとこうだ。
この主婦、52歳の女性は半年前まで
20年にわたり働いてきたある業種の募集が
求人広告に載っていたそうだ。
どういう業種なのかは書いてないので分らないが、
この女性にとっては愛着があったらしい。
もう一度仕事がしたいという気になり、
「すぐにダイヤルをまわした」という。
うーん、今はもう「ダイヤル」はないんじゃないかなあ、
と神経が違うところに向かいかけたが、
元に戻して、要するにこの女性は
求人広告を出している会社に電話したわけだ。
すると、年齢52歳では、
「大幅に超えています」の答えで彼女は
「パソコンも出来るんですが・・・・」
と自己アピールの気力も失せて受話器を置いたという。
このとき、半年前にリストラされて、
仕事を探そうにも年齢の壁に阻まれ、
意欲も自信もなくした悲しい思いがまたよみがえってきた。
彼女は言う。
「どうあがこうが、世の中とはそういうものなのだ。
企業が求めるのは若い人材であることは理解できる。
では、まだ燃え尽きていない50代が
その力を発揮できる場はどこにあるのだろう」
この女性が書いているところによれば、
求人の年齢制限は50歳までがほとんどだそうだ。
そうなのか。
私は知らなかったなあ。
50歳を超えて仕事を探そうとすると大変なんだ。
私は幸せにも49歳から次の仕事が見つかったけど、
特に50歳以上の女性の場合は仕事に就くのが
こんなに大変なんだね。
私はよく50代は人生の中では
「ゴールデン・フィフティーズ」
なんだから、一番輝いている年代だなんて
暢気なことを言ってましたが、
そうでもない実情がここには描かれている。
ちょっとショック。
ただ、この団塊の世代に属する彼女は最後を
こう明るく結んでいる。
「現状に耐え、乗り切っていくのは
私たち50代の強さであり、
若い世代に負けないよさであると信じている。
企業に頼らず、自分の道を切り開けというのが、
今日の求人お断りの教訓と思う」
そうだと思うし、何とかならないものか、
いやこの人には必ず道は開けるはずだと思う。
そう思いたい。
52歳なんて、まだまだ若い若い・・・・・
そんな年齢の壁なんて言わずに突破してほしいばい。
と、エールを送りつつ私は寝るばい。
また明日・・・・・・
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