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第452回
ほぼ日編集部様
4月21日のニュースから
やはり、昨日ここで取り上げた麻生氏の
「ユダヤ人」発言が尾を引いている。
スポニチによれば、こんな記事がベタで
社会面に掲載されている。
「“ユダヤ人”発言 米人権団体批判」
昨日の記事を見ていない人のために説明しておくと、
自民党の総裁選に立候補している麻生太郎氏が
外国人特派員協会での講演で
「金持ちのユダヤ人が住みたくなる国が一番」
と述べたことが問題の発端。
席上、外国人記者が
「あえてユダヤ人を取り上げるのは
あなたの方が人種差別をしているのではないか」
と指摘した。
麻生さん本人はユダヤ人を悪く言っているわけではない、
という気持ちがあるんでしょうが、私はこれは問題になるな、
と記事を見た瞬間に思いました。
殊更に「ユダヤ人」と言う必要などないときに、
まさに「あえて」ユダヤ人と言うことは発言者の頭の中に
すでにユダヤ人に対する人種差別のことが浮かんでいる、
そのことが差別になるんだという気がしたんです。
案の定ですたい。
アメリカの人権団体で、ユダヤ系市民に対する差別を
監視することを目的の「反中傷連盟」が早速反応を示し、
「深い誤解と紋切り型の見方であり、
総理総裁を目指している人にふさわしくない」
ときっちり批判したそうだ。
麻生氏は予想を超える反応に驚いたのか、
20日の閣議後の記者会見で、
「誤解を受けたので、その点は反省する」
と陳謝したと、スポニチは伝えている。
ちょいと待てよ、「誤解受けた」と言うのはおかしくないかい?
「誤解を与えた」
と言って陳謝するなら分るけど、
「誤解を受けた」
というのは自分は正しい、間違いのないことを言っているのだが、
聞き手が勝手に誤解をしてしまった、
自分は「誤解を受けた」被害者だというように取れる。
それって、陳謝するときに使うべき言葉ではない。
だから、麻生さんの言葉は「陳謝」ではなく、
「反省」なんだ。
ちょっと言い方がまずかったので「誤解を受けてしまった」、
だからその言い方がまずかった点は反省しよう。
しかし、中味は正しいんだよ。
だから、問題はオレの発言を勝手に誤解してしまった
記者たちが良くないんだぜ。
まあ、麻生さんの気持ちはそんなところだろう。
スポニチが、だから「陳謝」と表現したのは間違いなんだ。
本人は「陳謝する」気なんてさらさらないんだからね。
麻生氏は閣議後の会見でさらにこう言ったそうだ。
「意欲、能力があるが故に不当な迫害を受けている人は
世の中には多い。その象徴として
ドイツのユダヤ人のことを言った」
これは釈明だ。
で、これを泥沼状態という。
言えばいうほど泥沼にはまりこんで行く訳だ。
恐らく本人には不本意だろうが、まだ尾を引くでしょうね。
台湾の前総統、李登輝さんの来日ビザ問題に
一応の結論が出たので触れておきたい。
結局日本政府は、治療目的に限定してビザを発給した。
李登輝さんは22日に関西空港から入国し、24日、
岡山県倉敷市の倉敷中央病院で検査・治療を受けるという。
これで台湾側は一段落したが、おさまらないのは中国だ。
強烈に反発し、中国要人の訪日が相次いで
取りやめになっている。
なぜここまで一人の台湾要人の訪日に拘るのか。
事情を知らない人は不思議に思うでしょうね。
これには中国と台湾との長い歴史を知らないと分らないでしょう。
中国は台湾は中国の一部だと考えている。
一時的に中国政府の影響力が及んでいないが、
原則的には、というかいずれは中国に戻るものだから、
これに逆行するようなことは
すべて「二つの中国」の陰謀に組みするもんだ、
ということでしょう。
この問題も今後日本人の予想を遥かに越えて
尾を引いていくでしょう。
これは驚いた話だ。
「首相秘書官が平手で記者殴る 官邸内で」
毎日新聞の社会面のベタ記事。
20日の夜、森首相に質問しようとした共同通信の記者を
警察庁出身の首相秘書官が平手で頬を殴ってしまった。
当時この秘書官は酒に酔っていた様子だと記事は書いている。
この秘書官は1974年に警察庁に入ったキャリアーの警察官僚。
岡山県警察本部長、警備局警備企画課長などを経て
昨年4月から首相秘書官を務めているらしい。
バリバリのエリート官僚だ。
この日、共同通信の記者が李登輝氏のビザ発給問題を
首相に聞こうとすると、この秘書官が遮り、
「聞こえていないだろう」と言いながら
記者の胸ぐらをつかみ、頬を殴ったんだそうだ。
居合わせた記者達の抗議でこの秘書官氏は
赤じゅうたんの上に土下座し、
「後ろから(の質問は)聞こえていないのに、
『・・・・』と書かれるのを総理は嫌なんだ」
と釈明したという。
まあ、酒のせいもあったかもしれないけど、
これは日ごろの森首相と記者団との1年にわたる
バトルの結果だと思いますね。
忠誠心熱い警察官僚が身を挺して殿のために無礼な記者を
平手打ちにしてくれた。そういう図だろうな。
さて明日は(今日はということですが・・・)
「スクープ21」
は自民党総裁選終了間際に候補4人をスタジオに呼んで
議論というより、電話や中継で生の声を候補者にぶつけるという
ことをやります。
自民党や候補者個人でもいいんですが、メールかファックスで
意見、質問をどしどし送って下さい!!
ではまた明日・・・・・
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