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鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第451回

ほぼ日編集部様

4月20日のニュースから

朝日新聞2面にこんなベタ記事が。

「『ユダヤ人が住みたい国に』 麻生氏、特派員に見解」

今行われている自民党の総裁選に立候補している
麻生太郎さんが外国特派員協会で講演した時の話だ。
話の全体は書いてないので全体の趣旨を
誤らないようにしたいが、
記事には麻生さんの言葉がこう書いてある。
「独断と偏見かもしれないが、私は金持ちのユダヤ人が
 住みたくなる国が一番いい国だと思っている」
「(日本には)人種差別がない」
まあ、「人種差別がない」というのはそういう考え方を
する人もいるので、あ、そうかと思うだけです。
ばってん、これはどうでしょうかねえ?
「金持ちのユダヤ人が住みたくなる国」
が一番いい国、というのはちょっと首を傾げてしまいますね。
どういう発想なんですかね。
少なくとも例としてあげるのに
「金持ちのユダヤ人」
と言う、そんな呆気に取られるような発想は
私にはありませんばい。
恐らく若いころアメリカに留学していた経験と、
聞いている聴衆が外国人ということを意識したんでしょうね。
外国人に分かりやすい例を本人は出したんでしょうね。
ところが、その狙いはどうやら外れたらしいんです。
記事によれば、AP通信の記者がこう言って
麻生さんの認識を糺したそうだ。
「あえてユダヤ人を取り上げるのは、
 あなたの方が人種差別をしているのではないか」

ここまで書いて猛烈な睡魔に襲われた。
この続きは明日書きます・・・・・ヨロヨロヨロ・・・・・

外国人の記者からこう指摘されたのに対し麻生氏は反論した。
「ユダヤ人の名前を挙げたのは、外国人の方々にとっては
 バックファイアー(反発)する騒ぎに見えるが、
 日本人にはそういうところは少ない、
 そういう風にとられるんだったら、
 あなた方の方に問題があるんではないか」
こういう論理は少し違うんじゃないかなあ。
ユダヤ人に対する人種差別問題はもう長い間世界的な場面で
論じられてきているわけで、その中で一定の方向は出ている。
もちろん建前と本音がそこにもあるのは確かだが、
そうした世界的な常識みたいなものを前提にして
たとえ異論を唱えるにしても発言するのが
当然だろうと思う。
麻生さんの言い方は、日本人の中には
人種差別なんかないので、あんたら世界の常識の方が
間違ってると言う論理だ。
かなり強引なのでこれは今後問題になるような気がする。
見ていこう。

はい、今日はこれから友人の結婚式披露宴、
私は立会人の一人。
出掛けます。(土曜日朝9時)

2001-04-21-SAT

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