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第449回
ほぼ日編集部様
4月18日のニュースから
台湾の前総統、李登輝氏に対する
日本のビザ発給問題が私がこの欄で指摘した通り
相当にこじれてきた。
どうやら自民党内部の意見の食い違いになってきたようだ。
スポニチも社会面にベタ記事でこの問題を取り上げている。
「李登輝氏のビザ 首相が発給指示
河野外相と協議」
見出しは「協議」になっているけれど、
実は首相と外相の考え方が違っているらしい。
記事にはこう書いてある。
「首相は午前の会談(河野外相との)で
ビザを発給するよう指示、
これに対し難色を示す河野洋平外相との間で
意見の食い違いは埋まらなかった。
外相の判断が焦点に」
つまり、森首相は李登輝さんにビザを発給してあげなさい、
という立場。
一方の河野外相は李登輝さんの訪日に反対の
中国政府の顔色を窺っている外務省の意向を受け、
ビザ発給には渋い顔をしているという構図だ。
毎日新聞も1面2段で
「李前総統来日
首相、改めて検討指示
『ビザ発給』で詰めの調整」
見出しでは「検討を指示した」ことになっているが、
記事中には
「首相は発給に前向きな考えで、
外相に対し病気治療に限定する方式を含めた
査証発給の検討を求めた」
とあり、毎日の認識でも首相は
ビザ出してやんなさい派、で、外務省は
「発給に反対する中国への配慮から慎重論が強く」て、
ある外務省幹部はこう言ったそうだ。
「訪日は適当でない、との外相の考えで一致している」
朝日新聞によると、
この外務省の考え方が表面に出て来て
「李氏ビザ発給
外務省『適当でない』
首相・外相今日にも再協議」
朝日の記事によると、
ビザを出すことに反対しているのは外務省と
自民党幹部(幹事長でしょうね)や公明党、
さらには総裁選に立候補している
橋本龍太郎氏も慎重姿勢だそうだ。
候補の内橋本氏をのぞく他の3氏は
ビザ発給に積極的だという。
ここまで来てようやくこの問題の構図が見えてきた。
外務省は教科書問題などで
中国との関係がこじれかけているのに、
この上李登輝問題まで
背負い込みたくないという判断のようです。
それには日中国交回復交渉以来、
中国とはつながりのある旧経丗会や、
田中角栄首相の密使役を務めて以来
中国とやはり関係が深い創価学会-公明党も
賛成のようです。
それに対し、かつて反中国で、
親台湾派が多かった旧福田派(現森派)の流れを汲む
亀井さんや小泉さんらは
李登輝さんへのシンパシーを持っているようです。
面白いねえ。
血は争えないと良く言いますが、
自民党の中でやはりこういう構図になるんですね。
私の考えは日本は中国に遠慮することなく
自らの判断で人道上
措置をするほうがいいんじゃないかとういうものです。
自民党の大勢を握っているのは橋本派です。
このまま外務省の言う通りになるか、
それとも森派+亀井・江藤派が勝つのか。
総裁選と微妙にからんで今後の展開が興味深いですね。
今日は多くのお祝いメールを頂きました。
ありがとうございました。
この場を借りてお礼を言わせて下さい。
ではまた明日・・・・・
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