TORIGOE
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鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第441回

ほぼ日編集部様


4月10日のニュースから

皆さんはこのニュースをどう見ているんでしょうか?
毎日新聞3面に2段扱いで、

「『自民批判』をけん制
 報道番組検証委が初会合」
「苦情処理機関申し立ても」


これは前から言われていたので今さら驚きゃしませんが、
自民党がいよいよテレビの
報道番組をチェックする組織を作ったそうだ。
名称は「報道番組検証委員会」
(座長・尾身幸次幹事長代理)。
名前はいかめしいが、要するに自民党に不利な報道や、
公正さを欠いたと判断される報道、
事実に反すると思われる報道には
積極的に対応監視していこうというものだろう。
55年体制下では自民党は少々のことを言われても
受け流す余裕があったが、
冷戦終了とともに始まった日本人の政治意識の流動化で、
自民党の過半数獲得体制はほぼ永遠に失われてしまった。
それでマスコミのちょっとした報道に
選挙が左右されると見た政治家達が
マスコミの中でも影響力があって、
しかも国の免許制で直接ものが言えて
コントロールできると思えるテレビに
的を絞ってやって来たんでしょう。
国民の表現の自由とか報道の自由という、
民主主義の根幹に触れるものだけに、
いかに1政党の機関とはいえ、
政権党のあり方として今後問題になるでしょうね。
私は一つの政党が自分たちに不利益な報道に
苦情を申し立てる権利はあると思っています。
原理的にはそうだと思いますよ。
ただ現実的にはその政党が国の行政機関、
つまり権力を様々な方法で握っているという
事実はあるわけですから、
「無理が通れば、道理が引っ込む」
みたいなことは問題になるんでしょう。
ばってん、私ら報道番組に携わる者としては、
こんなことはどうってことはないんです。
やることはやる。
やれないことはやらない。
これまでと同じ。
テレビ局の中では心理的ににプレッシャーを
感じる人がいることでしょう。
それは日本のテレビのジャーナリズムが
発展していくうえでの試練として
受け止めなければならんのでしょう。
ただ、政治権力を振り回して
正当な報道を抑えようという動きには
断固闘うつもりですばい。
毎日新聞は結構詳しく報じているのに
朝日新聞は4面にベタ記事で
「自民報道委が初会合」と小さくしか報じていない。
朝日はテレビの話には冷たいね。
でも新聞もテレビも底流は同じなんですけどね。

ここで保存・・・・
外出ですばい・・・・・

結局帰宅は1時半、これで送信します。
また明日・・・・・・

2001-04-11-WED

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