TORIGOE
3分間で、
最近のニュースを知る。

鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第440回

ほぼ日編集部様

4月9日のニュースから

自分の知っていた色んな人が亡くなっていく。
しかたなかですね。
順番ですもんね。
小さいころいつも耳に聞こえていた
「リンゴの唄」
の歌い手、並木路子さんが亡くなったと
夕刊に大きな黒ベタ白抜きの凸版見出しで出ている。
79歳だそうだ。
もっと上の人かと思っていましたが、
それほど年齢の開きはないんで驚きました。
進駐軍のチョコレートとキャンディーの匂いを
なぜか思い出してしまった・・・

今日は朝刊が休刊で、夕刊からニュースを見て行きました。

感じるところがあったのはこれだけです。
朝日新聞夕刊社会面にこんな記事が。

「学びの門出 喜び満開
 脳性まひの女性 43歳で大学入学」 
「障害者にも便利なPC開発を」


人間てやはりすごいなあ、
というのが記事を読んだときの感想。
乙武君とか春山満さんとか、
体が不自由でもバリバリの現役で
突っ走っている人に出会い、
私なりに心を揺さぶられて来ましたが、この人もすごいぞ。

記事によれば、この春鳥取市に開校した
鳥取環境大学の情報システム学科に
脳性まひの重度障害がある持田敦子さん(43)が合格し、
8日の入学式に車いすで出席したという。
持田さんは生まれた直後に脳性まひとなり、
肢体不自由と言語障害が残ったそうだ。
でも米子市内の授産施設に通って覚えた
和文タイプを生かし、
自活の道を開いた、と記事には書いてある。
具体的にはどういう仕事があるのか、
自活といってもそうは簡単ではないはずだと思いながら
読み進むと、数年前からは和文タイプからパソコンに替え、
米子市内の作業所で働きながら一人で暮らしてきたという。

40歳を過ぎてから大学受験を決意した持田さんの気持ち。

「残りの半生は専門的な知識を身に付けて
 仕事をしたいと思ったから」
記事には「わずかに動く指で」和文タイプを、
そしていまはパソコンを使えると書いてある。
皆さんはご存知だと思いますが、
脳性まひは知能にはなんら障害はないんですね。
ただ肢体不自由と言語障害が
人間としての活動の範囲を狭めてしまうんですね。
持田さんはそういう限界を
これも人間としての活動の重要な部分、
精神的な強さで突破してこられたんでしょうか。
最近、私も腰が痛いの、耳鳴りがするの、
と我が身の不自由さを呪ったりしていますが、
まだまだこんなことではないんだぞ、
とこの記事をしっかりと受け止めています。
持田さん!
私も応援してますよ。
専門的な知識を身に付けて羽ばたかれる日を
期待していますよ。
持田さんは当然PCでメールもオーケーなんでしょうね。
ほぼ日を見ていてくれると嬉しいなあ。

心からの応援メッセージを。
今夜はこれで・・・・
おやすみなさい・・・・・
また明日・・・・・

2001-04-10-TUE

TORIGOOE
戻る