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第424回
ほぼ日編集部様
3月24日のニュースから
「スクープ21」が今週から3週もお休みになる。
期末期首の特別編成のせいだが、
日曜日7時台に移って視聴習慣が必要とされるこの時に
1ヶ月も休みになるのは正直言って痛い。
ま、それ以上は言うまい。
さて、今日は春らしい一日でした。
そのせいか少し腰の具合がよくなって、
といっても依然右足引きずり状態ですけどね。
暖かくなればなんとかなると思っています。
今日の夕刊、朝日新聞の2面にこんな囲み記事が。
「『1000ドルあっても株投資しない』6割」
「米で個人投資家離れ 1025人に世論調査」
ついこの間まではアメリカは株の投資で儲かっている人の
話で持ち切りだったが、いよいよ始まった。
私達は10年前の経験からギャンブルが中心になって
引っ張っている経済はいずれ崩壊すると思ってきた。
英国の国際政治経済学者、スーザン・ストレンジという
女性が書いた本『カジノ資本主義』の書き出しは
こういう文章で始まっている。
「西側世界の金融システムは急速に巨大なカジノ以外の
何物でもなくなりつつある。毎日ゲームが繰り広げられ、
想像できないほど多額のお金がつぎ込まれている。
夜になると、ゲームは地球の反対側に移行する。
世界のすべての大都市にタワーのようにそびえ立つ
オフィス・ビル街の部屋部屋は、
立て続けにタバコに火をつけながらゲームにふけっている
若者でいっぱいである。彼らの目は値段が変わるたびに
点滅するコンピューター・スクリーンにじっと注がれている。
彼らは国際電話や電子機器を叩きながらゲームを行っている。
彼らは、ルーレットの円盤の上の銀の玉がかちっと音をたてて
回転するのをながめながら、赤か黒へ、奇数か偶数へ
自分のチップを置いて遊んでいるカジノのギャンブラーに
非常に似ている」
この本は1988年に初版が日本で出ているが、
99年に第5版が出されている。
日本のバブルの頃に最初に出たのだが、
その後の世界の金融システムの急所をピタリと
言い当てたものだ。
今読んでも多くのヒントを得られる。
でも、「カジノ資本主義」とはよくぞ表現したものだ。
原題は「Casino Capitalism」だ。
さて、今日の朝日の夕刊の記事によると、
米誌タイムとCNNテレビが23日に発表した世論調査で、
現在のアメリカ人は仮に手元に1000ドル
(約12万2千8百円)
あったとしても株式には投資しないと答えた人が6割に
上ることが判明したという。
この数字はアメリカの景気減速で急速に値を下げる
株式市場に対する一般個人投資家の株離れが始まっている
ものだという。
従って「株価下落を受けて46%が自分の定年後の蓄えや
将来の金融資産に不安を抱いていた」と記事はいう。
アメリカの経済は株価が上がるので大半の一般投資家が潤い、
その結果消費も進むという循環の中で急上昇してきたのは
間違いがない。
その原動力とも言うべき株価が全面的に下がり始めたら、
アメリカの経済は減速し、その減速がさらに株価に
はね返るという悪循環にすでに入っているようだ。
カジノ資本主義のカジノ経営が思わしくなってきたのだ。
恐らく1年前に調査すれば1000ドルあれば
ほとんどの人が株投資と答えていたはずだ。
この調査では「今後1年以内に米国経済が後退期
(リセッション)に入るかどうか」についても
きいているが、49%が「入る可能性がある」
で、「入らないだろう」は41%だったそうだ。
そうか、アメリカ人の感覚がすでにこういう逆転現象に
なっているのか、と思った次第。
不安感におびえるアメリカ人ということでしょうか。
さあ、これからは日本の頑張るときだぜ、
と言いたいところだけど・・・・・
その日本のことですが、毎日新聞の朝刊9面に
こんな見出しの記事が目についた。
「ナノサイズ 経団連が推進計画」
「超微細技術 目指せ『270兆円市場』」
記事によると
「経団連は、夢の技術と言われる
『ナノテクノロジー(超微細技術)』を
促進していくため、『nープラン21』を策定し、
産学官一体となった取り組みを進めることにした」
という。
ナノテクノロジー・・・ってなんのことや、
と思うでしょうが、
毎日の記事ではこう表現してある。
「ナノテクは、物質をナノサイズ
(1ナノメートルは10億分の1メートル)
でコントロールすることによって、
物質の機能・特性などを大幅に向上させる
とともに、資源・エネルギーの使用を減らし、
環境に優しい社会を実現できる技術として
期待されている」
これでもよう分らんという人が多いだろう。
私も本当のことば言うとよう分らんとばってん、
ようするに日本人が一番得意な細かい技術、
それも「超」がつくほど細かな技術力を今後は
発展させていこうちゆうことでしょう。
朝日の13面には同じような話で、
「ものづくり新話」
と題する連載が始まった。
これも読みごたえがあった。
1.戦略の構築「官民あげて半導体研究」
詳しくはこの記事を読んでください。
要するに半導体の勝負という話です。
一時期は世界の半導体市場の50%を
日本が制していたんですが、今ではアメリカに逆転され、
さらに韓国や台湾の追い上げで、
日本のシェアーは今や30%を割っているそうです。
半導体の世界こそ先程のナノテクなんでしょうね。
ということで今日は終わり。
また明日・・・・・
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