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第420回
ほぼ日編集部様
3月20日のニュースから
今日はお休みなんだなあ。
そう言えば、今日の夕方から何人か
スタッフや友人が
ここに集まることになっていて、
今は部屋の片づけで大忙し。
昼から私の得意料理、特製ボルシチを作ります。
その前に今日のほぼ日だ!
朝日新聞の2面にベタ記事でこういうのがあった。
瞬間的にこれってなんかやばそうと思ったんですが。
「情報公開審査会 9委員が内定」
4月1日から日本でも情報公開法が施行される。
これに伴ってできる審査会なのだが、何をやるか、
実は重要な役割を担っているんですばい。
それにしちゃあー、何?この人選?
これが最初の印象ですね。
この審査会は住民から行政文書について
公開の請求がされますよね。
それに対し行政機関側が一定の判断を下します。
で、その判断に不服があるときはこの審査会に
不服申し立てをして、
行政機関の判断が妥当かどうか審査するのが役目なんです。
具体的に言うと、私が、それともあなたが、
たとえば国土交通省
に高速道路に関する情報を開示してもらいたいと
請求したとします。でも国土交通省はその情報は
「プライバシーがからんでいるので・・・・」
とかなんとか言う理由をつけて
不開示という結論を出したとしましょうか。
それで「それはおかしい」と思った
私またはあなたがこの情報公開審査会に申し立てをします。
「この情報は私達に是非必要なので開示してほしい」
で、この審査会が検討して私達の請求が正しいのか、
それとも国土交通省の判断が正しいのかについて
裁断を下すわけです。
だからこの審査会のメンバーはどういう人がなるのか、
極めて重要なんですね。
朝日の記事には9人の委員の名前がズラリと列記してある。
一応委員の名前を列挙しておきますよ。
常勤委員が3人で、6人は非常勤委員です。
ということはこの常勤委員こそが
この審査委員会のカギを握っていると
見ていいんでしょうね。
常勤委員
1.藤井龍子(元労働省女性局長)
2.清水湛(元金融再生委員会委員)
3.吉村徳則(元名古屋高検検事長)
非常勤委員
1.饗庭孝典(杏林大客員教授)
2.秋山幹男(弁護士)
3.小早川光郎(東大大学院教授)
4.住田裕子(弁護士)
5.戸松秀典(学習院大教授)
6.藤田宙靖(東北大大学院教授)
ここで私に分ることは3人の常勤委員が
総てもとはといえば行政側の人間だということです。
国民または住民・市民と行政との間で
公正な判断をしなければならないはずなのに
最初から行政よりの人選をするなんて
全くもって信じられんですばい。
政府の進めようとしている
情報公開法の正体が見えてくるような気がします。
あとの非常勤の委員さんは
どういう立場の人なのか分りませんが、
どうせ行政機関にキッチリと情報公開を迫るような人は
選ばれていないんでしょうね。
こういうことは私ら国民は
もっと怒った方がいいと思うんですがねえ。
国民がバカにされているのと
同じだと思うんですがね・・・
と、私、珍しく怒りながら新聞をめくっていたら、
さすが朝日というか、
この人選に関する解説が37面に出ていました。
「常勤委員は元官僚独占
情報公開審査会 中立性危ぶむ声も」
朝日の記事によると9人の委員のうち4人が元官僚で、
そのうち実務を取り仕切る3人の常勤委員が
行政・司法のエリート官僚出身者で
独占される見通しだという。
9人の委員は3人づつの合議体に分れて審査に当たるが、
常勤3人はこの3人づつの「小法廷」の
裁判長役をするんだという。やっぱりなあ。
私の最初の直感は当たったな。
ただ、この委員の任命は
衆参両院の同意が必要だというから、
国会議員の皆さんよ、そこのところをしっかり
審議してくださいね。
まだ後3本ぐらいは書けそうだけど、準備に入るので
とりあえずこれだけ送っておきます。
書けたら追加で出します。
よろしく。
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