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第409回
ほぼ日編集部様
3月9日のニュースから
実はここだけの話ですけど、と
言ってしまえばしょうがないんですけど、
今日は東京でエルメスの春夏ものの
ファッションショーに出ているんです。
一回目が終わり二回目までの間に原稿を書いています。
モバイルが使いこなせるようになってから
随分と便利になったもんです。
ちょっとした空き時間で
ほぼ日に原稿が送れるんですからね。
あ、ショーの話ですか、
別に好きでやってるわけじゃないんですけど、
好奇心ですかね。
それにディレクターの木村茂さんに頼まれてというのも
ありますが。
さて、今日の新聞から・・・・・
毎日新聞の社会面にベタ記事なんだけど、
日本で初めて、という記録的な事件の話が出ている。
事件と言っても昨年10月に施行された
「ストーカー行為規制法」に基づく
ストーカー禁止命令が出されたというものだが、
出されたのは女性。
どちらかと言うとストーカーといえば男性を想起するが、
今回はなんと大阪府に住む40歳の女性。
それも主婦だ。
女性に出されたのが初めてというわけだ。
毎日新聞の見出しは
「ストーカー禁止 女性に初の命令 大阪府公安委」
あ、間違いました。
40歳の女性じゃなくて、記事によれば
「40代のホテル従業員の女性」だ。
ストーカーされたのは、この女性の夫の元同僚で、
20代の独身男性。
警告を聞かずにつきまといや見張り行為が4年間に及び、
ついに今回の禁止命令になったものだそうだが、女性は
「いつか結婚したいと思い、毎晩見守っていた」と
話しているという。
人が人を思うのはこれくらいの強さを
必要とするかも知れないが、
このケースはやはり異常ですばい。
でも、人のことだから言えるんでしょうが、
この女性も哀れやねえ。
旦那はどうしていたんですかね。
記事から彼女がどれほどのストーカー行為をしていたのか、
見てみる。
警察の調べではこの女性は4年前、夫の会社を訪れた際、
当時夫と同僚だった若い男性に一目ぼれ。
直後から仕事を終えた帰りに男性の下宿付近に立ち寄り、
男性が間借りしている部屋をじっとみつめていたそうだ。
こわい。
女性はだからと言ってなにかするというのではなく、
黙って帰ったそうだが、男性の勤務先に来て
外から窓越しに見つめることもあったという。・
といって、女性は手紙や電話でアプローチすることはなく、
ひたすら見守るだけ。
しかし、下宿の大家さんから不審がられ、男性の申し出で
警察署長が警告していた。
ある夜、男性の下宿に行けず、翌朝、
自転車で男性の下宿に向かう途中、
出勤途上の男性と出会い、名前を呼んで追いかけたため、
今回の、日本初のストーカー行為規制法による
「禁止命令」となった。
こう書いてくるとやっぱりこれは情熱とは言えず、
気持ち悪いことでしょうね。
この女性、他に情熱を注ぐものがなかったのでしょうか。
夫は気づいていたんでしょうね。
やはりこれはお気の毒だけど病気でしょうか。
毎日新聞の22面、スポーツ面。
「増岡のVだった パリダカ FIA計時ミス認める」
今年1月に行われたパリ―ダカール・ラリーの4輪部門で
日本の増岡浩(三菱パジェロ)が
最後近くまで圧勝していたのに
最後の最後でトラブルに巻き込まれ2位になったのは
ご記憶でしょうか。
あの時も、おかしいなあと思っていたんですが、
今回国際自動車連盟(FIA)からの連絡で
増岡のタイムには計時ミスあったんだそうで、
実は増岡の総合優勝だったそうだ。
ばってん、すでに発表されている結果を重視するらしく、
優勝のやり直しなどというのはなしらしい。
記事によれば、第19ステージで
スペインのホセ・セルビア選手が
規定時間より意図的に早くスタートしたため
ペナルティーを4分科したが、なんとこの4分が
関係ない増岡選手に科されてしまったそうだ。
この4分を差し引くと、
増岡選手は総合優勝した女性ドライバー、
ユタ・クラインシュミット(ドイツ)より
1分21秒上回っていたことになるという。
あの時、確か増岡車にわざとぶつけた車が
あったとかいわれていたが、
その話もその後どうなったんだろうか。
これは私の勝手な推測ですけど、
欧州勢がどうしても増岡さんに勝たしたくない。
そんな空気があったんじゃないだろうか。
今ごろ、あれは間違いだった。
でも訂正はできませんといってもねえ。
すっきりせんですばい。
この話はもっと詳しい人がいるはずで、
きっとまた誰かが解説してくれるでしょうね。
今、2回目のショーが終わって3回目を待つ間、
さらに続けます。
「なるか 和解への第一歩 ローマ法王のギリシャ訪問」
「ギリシャ正教会 認める 『巡礼目的、反対せず』」
毎日新聞の7面、国際面に5段組の囲み記事。
こういう話は日本人には極めて分かりづらいところだが、
敢えて挑戦して書いてみましょう。
キリスト教には
いろんな宗派があることぐらいは知っているが、
ローマ・カトリック教会と並ぶキリスト教の一派で、
東方正教会の拠点はどこかと聞かれて
すぐ答えられる人はどの位いるだろう。
答えはギリシャ正教会だが、同じ正教会で、
ロシア正教会というのもある。
西洋史の勉強みたいになってしまうが、
1054年にキリスト教は東西教会に分裂した。
今回はローマカトリックの頂点にたつヨハネ・パウロ2世が
ギリシャを巡礼目的に訪れたいという
意向を示したのに対し、ギリシャ正教会が
その訪問を認めるとの声明を出したんだそうだ。
これは1054年の分裂以来の
歴史的な和解の第一歩だそうだ。
このヨハネ・パウロ2世法王は昨年には
イスラムへの十字軍派遣についても謝罪をしており、
ローマン・カトリックが背負ってきた負債を
自分の時代に全部支払ってしまいたいようだ。
おそらく今回の東方正教会との歴史的和解への旅も
そういう流れの中でとらえられるのでしょう。
20世紀から21世紀へ
世紀をまたぐということもあるのでしょうが、
この人はなかなか大したものですたい。
己の歴史における使命みたいなものを持っている人と
そうでない人とでは、随分違いますね。
日本の政治家にはそういう意味の
歴史的な使命感が欠けてるように思うのは
私だけでしょうか。
さあ、森さんも
歴史的な(そうでもないか!?)判断を下す瞬間が
刻々と近づきつつあるようですばい。
さあ、また3回目に行かなければなりません。
また明日・・・・・・
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