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鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第381回

ほぼ日編集部様
  
2月8日のニュースから

2月8日ってなんの日だったかなあ、
確か何かの記念日だった様な気がしていましたら、
あ、思い出しました。
下の娘の誕生日でした。
このところ忙しくてこの記念日に
食事の一つも一緒にしてやれない。
先日は娘のやってる演劇の公演も行けませんでした。
情けない父親だ・・・・・

これから仙台へ取材に出掛けます。
お後は帰京後に・・・・何時になることやら・・・・

でも夜の10時半に帰ってきましたばい。
で、ニュースですが、今日はこの記事。

「放送の中立性求め活性検討委 自民が初会合」
(毎日2面ベタ記事)

「TV 政治報道けん制狙う? 自民、放送検討委を設置」
(朝日4面4段囲み)

自民党が党内に「放送活性化検討委員会」(委員長・
熊代昭彦副幹事長)なるものを作ったらしい。
一応表向きは「放送の公平中立性、多チャンネル時代の
放送のあり方などをテーマにした」ということに
なっているのだが、新聞記者の受け取り方は
今回の委員会の設置は7月の参院選と
関係があるということのようだ。

毎日新聞は今回の委員会が古賀誠自民党幹事長の指示で
設置されたとしており、次のような記事になっている。
「7月の参院選を控える中、『テレビで評論家などに
 批判されっぱなしになりがちな現状は自民党にとって
 不利』(幹部)という危機感がある」  
朝日新聞もこう捉えている。
「KSD事件で自民党議員の疑惑が次々と報道され、
 夏の参院選に及ぼす影響を懸念する声が強い。
 委員会にはテレビ報道をけん制する狙いがあるようだ」
これは当然の見方だろうが、ただ肝心の熊代委員長は
こういうふうに挨拶したという。
「政治的な公平が求められているが、
 実際は守られていない。多チャンネル時代を迎え、
 これを削除して、『自民寄り』『民主寄り』などと
 標榜してもらって自由にやるという考え方もある。
 1年ぐらいかけて前向きに議論したい」

テレビの放送から
「公平中立」の条項を削除しようというのは
これはまた思い切ったアイデアと、先ずは驚きますね。
確かに欧米の新聞では政治色を明確にするというのは
別に不思議でも何でもないことなので、
そういう考え方が成り立つのは分ります。
ばってん、テレビの影響力を現実的に考えた場合、
果たして熊代さんのようにすっきりと論理的に話がすむか、
というとこれはまた、
とてもじゃなかばい、と思いますたいね。
ま、結局は参院選のことを考えてテレビの政治報道に
ちょいとプレッシャーをかけとこう、ちゅうところが
本音でしょうたい。
最近やたら報道や映画など表現の自由に関することで
規制を強めようという動きが目につきますね。
旗色が悪くなると人のせいにするというのが
やっぱりいかんのではないでしょうかね。

今日はこれでおやすみなさい
また明日・・・・・

2001-02-09-FRI

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