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鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第380回

ほぼ日編集部様

2月7日のニュースから

先程高松より帰京。
明日は朝から仙台へ行くことになって
チョット体がピンチ。
で、今日はこれだけ書いておきます。

6日の夕刊とスポニチの7日付け社会面に出ているのだが、
在沖縄米軍のトップの地位にあるアメリカ軍の中将が
部下の指揮官ら13人に送った個人的なメールの中で
沖縄の稲嶺知事や吉田・金武(きん)町町長のことを
スラングで思いきり罵っていることが分かり、
問題になっている。

「沖縄米軍トップが『ばか、腰抜け』 知事中傷メール」
「海兵隊削減決議を批判」
(朝日夕刊 3段)

「在沖縄米軍トップが暴言
 『稲嶺沖縄県知事はばかな弱虫』」
「指揮官らにメールで 知事も橋龍も“不快感”」
「釈明も直接謝罪なし 海兵わいせつ
 昨年は謝罪したのに」
(スポニチ)
  
両紙の記事を総合すると、今年1月9日、沖縄の金武町で、
女子高生のスカートをまくり上げ
デジカメで下半身を撮影しようとした
米海兵隊員が逮捕された。
これを受け沖縄県議会では海兵隊の削減を求める
決議案が可決されるなど、繰り返される米軍犯罪に対し
沖縄県民の怒りが高まっているという。
ところが、在沖縄米軍のトップである
アール・ヘイルストン四軍調整官(第3海兵遠征軍司令官、
中将)が在沖縄海兵隊の指揮官クラス13人に送った
メールの内容が明らかになった。

この中将さんは知事らが県議会で決議案が成立するのを
黙って見ていたのが気に入らないらしく、
「決議の可決を何もせずにやり過ごした」
として英語の表現ではこう書いたそうだ。
「They are all nuts and a bunch of wimps」
朝日記事の訳は
「みんなばかで、腰抜けども」
スポニチでは
「彼らは全員ばかで、弱虫の集まりだ」
まあ、翻訳ですからどれがいいのか分りませんが、
「あいつらはどいつもこいつもアホばかりで、
 腰抜けそろいだ」
そんな感じですか。
朝日の記事によると、米軍側からは沖縄県知事公室あてに
「内部のメールではあったが、ご迷惑かけて申し訳ない」
とする謝罪のファクスが届いたという。

個人的なメールだからこそ米軍トップの本音が
キッチリ出ている。
だからこそ沖縄の人たちだけでなく、
日本人として嫌な思いをさせられるんでしょう。
彼らは表向きは調子のいいことをいくら言おうと、
腹の中では
「オレ達がこれだけ苦労して
 日本とアジアのためにやっているのに
 ちょっとした兵隊の悪ふざけぐらいで
 ぎゃあぎゃあ騒ぎやがって
 あいつらはほんとにどうしようもないばかなやつらだ」
てな感じのことを思っているんでしょう。
それが内部のメールなので正直に出てしまった訳です。

ただ、新聞を読んでいて不思議なのは、
僅か13人にしか出していない個人的なメールが
なぜ外部の人間にも知られるようになったのか、
ということです。
メール流出に経緯については何も書かれていないんです。
13人の中にユダがいたということでしょうか。
つまりそのうちの誰かがチクったということですね。
でも、軍の規律ということを考えれば、
まさか軍内部の秘密を彼らが
そう簡単に漏らすとは思えませんしねえ・・・・
どういう事情があったんでしょうか。
知りたかですねえ。

今日はここまで
明日は仙台、書けるかなあ??

2001-02-08-THU

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