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鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第378回

ほぼ日編集部様

2月5日のニュースから

これから仙台へ行くのであまり長く書けないのが残念。
と言っても、毎度のことばってん、
月曜日の新聞はやっぱり面白くないっちゃんね。
昨日書いたばかりだが、
仙台・筋弛緩剤事件の守容疑者に対する
仙台拘置支所でのビデオ盗撮問題に関する
続報を書いておきたい。
スポニチ社会面ベタ記事。

「隠し撮りを否定」

これは弁護団が守容疑者に接見中、
拘置所側がビデオ盗撮したという弁護団の抗議への反応。
仙台拘置支所は記者会見で
「隠し撮りは事実に反する」と否定したらしい。
もう少し詳しい事情は出てないかと
朝日新聞をチェックすると、社会面にこれもベタ記事で

「宮城刑務所が盗み撮り否定 守容疑者ビデオ事件」


スポニチと朝日の記事を合わせて初めて
拘置支所の正式名称が
宮城刑務所拘置支所ということが分った。
で、朝日の記事によると、
宮城刑務所は記者会見でこう言ったそうだ。

「接見終了後、守容疑者が取り調べのための
 連行に応じないなど不測の事態にになった場合に
 撮影しようとしたもので、
 接見中の状況を盗み撮りしてはいない」

じゃあ、毎日新聞はどう書いているか。
これも社会面のベタ記事。

「仙台拘置支所側 ビデオ撮影否定 守容疑者の接見」

の見出しのもとに拘置支所の三浦高義所長名で
こう言ったとしている。
「容疑者が粗暴な行動に出るなどの不測の事態に備えて
 ビデオを持った職員を待機させていたが、
 接見状況の撮影は一切していない」
この言い訳がおかしい。
これまでに守容疑者が暴れるなどの「粗暴な」行動があって
拘置所が心配していたという経過があったのなら、
そりゃあそうかもしれんばい、と思うかもしれんばってん、
なーにもこれまでなかとにそげなこつばしちょるとなら
こりゃあ、やっぱおかしか。

それに、2月4日の朝日の朝刊にこの第一報が出ているが、
その時は拘置所側はこう言って
ビデオについては言い訳をしていたという。
「所内で自傷行為が起きたので採証活動をしていた」
そしてその後こう変ったという。
「非常ベルが鳴ったのでカメラを持たせて走らせた」
これで話は2転したことになる。

1.「採証活動」
2.「非常ベル」
3.「粗暴な行動」

この三つは全部性質のまったく違う行動だ。
一つの行動が違って見えたとか、
違った解釈とかいう話じゃない。
こうも話しがころころ変るのははっきり言って
嘘をついているとき以外にない。
こうした報道が本当なら、拘置所は嘘をついている。
またはつかされている。
こう言うふうに断言してもいいように思うとじゃんね。
皆さんはどう思いますか。

今日はこれですみません。
もう東京駅へ行く時間です。
仙台からはモバイルかなあ・・・・

2001-02-06-TUE

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