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第366回
ほぼ日編集部様
1月21日のニュースから
二日前の、つまり19日のこの欄でも取り上げましたが、
仙台市の病院で起きた筋弛緩剤注入事件。
宮城県警の捜査本部は病院の
元准看護士(29)を殺人未遂の疑いで
逮捕して取り調べ中だが、
ここへ来て捜査の行方が
どうなるのか全く分らなくなってきた。
最悪の場合は松本サリン事件の時のような、
警察の捜査ミスによる一大冤罪事件に発展する
可能性もなきにしもあらずだ。
もちろん今の段階では警察が容疑者として
身柄を確保して連日取り調べを行っている訳ですが、
なにしろ容疑者は6日に逮捕されて
犯行を認めるような供述をしたと、
警察から発表されてはいるものの、それも8日まで。
9日からは「やってません」という
犯行の否認と取り調べへの
黙秘が続いているようだ。
実は、昨日の夜、容疑者の弁護士と連絡が取れ、
実情を聞きました。
それによると、8日の接見では
まだ警察のマインドコントロール下にあり、
犯行を認める様なことを言っていたが、
9日、弁護士が容疑者に
「筋弛緩剤を入れたのなら、どこで、
どんな風に入れたのか、説明してくれない?」
と質問すると、
全然具体的な説明が出来なかったそうです。
そういうやり取りをするうちに容疑者は
眠りから覚めたように
「あ、先生、やっぱり自分はやってないんだ」
と言ったという。
その辺のことを弁護士の接見メモから
一部引用して紹介します。
弁護士は3人、場所は仙台泉警察署。
9日16時半〜18時半。
以下は容疑者の発言要旨です(ほんの一部ですよ)
「これまで、逮捕以来、取調室では
自分が犯人だときめつけられていた。
AとS(実際は警察官の本名)という
二人の警察官に厳しく責められ続けたので、
考える気力がなくなり、頭がボーっとしていた。
食事もほとんど喉を通らない。
今日午前中の面会で
(弁護士の)A先生やM先生から1月6日の時点で
本当に身に覚えがあったのかどうかということを
細かく聞かれるうちに、
自分は本当は何もやっていないことをあらためて
思い出した。まが覚めたような感じがした。
そこで、今日の午後の取り調べにおいて、
警察官に対して
『私、守大介は、1月6日から9日の
午前中までに言った話の内容をすべて撤回します。
その他の点については、今後黙秘します』と
勇気を出して伝えた。
案の定、警察官からは
『今まで自分がやったと認めて、
被害者に対して反省していると言っていたのに、
あれは嘘だったのか!』
と強い口調で問いただされた。
しかし、小学6年生のA子ちゃんを含む
患者さんのだれに対しても、
点滴に筋弛緩剤を入れるなどということをした
覚えはまったくないから、綾子ちゃんの事件をはじめ、
言われているすべての件について
『やっていない』と伝え、
『今後は黙秘権を行使する』と言った。
警察官からは『証拠があるんだぞ』とか
『弁護士に言われたから否認するのか』
などと言われた。
でも、自分としては、
疑われるようなことを実際にはまったくやっていない」
こういうようなことを今容疑者が言っていることは
事実です。
この発言をその通りと見るか、
嘘じゃないかと見るかは、意見の分れるところでしょう。
これまでは取り調べの間は
すべて警察からの情報しかメディアも知りえず、
それが戦後多くの冤罪事件を生んできたことを
考えると取り調べ段階から容疑者の
言い分が公平な形で
公開されるのはいいことだと思います。
もちろんそれだけ警察の調べも大変さが増します。
容疑者の取り調べが完全に容疑者を心理的、
身体的にコントロールして行われていた
これまでのやりかたからすると、
弁護士の接見と言う形で外部の目が入ることで、
簡単ではなくなるわけです。
警察からすれば困ったことでしょうが、
冤罪を生まないためには
それぐらいの壁を乗り越えてでも
調べをやってこそ本物なんでしょう。
いずれにしろこの事件は今後要注意ですよ。
もう一本、ベタ記事を行きましょう。
「パソコン販売 伸び率が半減 昨年の米国内」
米国の調査会社が19日に発表したところによれば、
2000年のパソコンの販売台数は
前年比10.3%増の4943万台。
21.7%も前年比で伸びた1999年に比べ
伸び率は半減したという。
と言っても、伸びていることは伸びているんだ。
しかし、伸び方が鈍くなってきた、
と言うわけで、
これはまさに今盛んに言われている
アメリカの景気の減速の
証拠じゃないかということですばい。
今一つ期待通りにパソコンが売れなかった原因は
昨年末のクリスマス
商戦が全般に不振だったことと、
需要の流れがパソコンから携帯情報
端末(PDA)にシフトしたのも原因らしい。
世界全体でも2000年のパソコンの販売台数は
1億3473万台。
伸び率は前年を8.8%も下回ったそうだ。
パソコンはまだまだこれからだと思うんだけど、
なんでかねえ?
やはり何となくアメリカの
元気がなくなってきたと言う感じがこんな
ところに数字となって出てるのかしらねえ。
ではこれから放送です
また明日・・・・は徳島への取材・・・書けるかなあ??
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