|
第338回
ほぼ日編集部様
12月19日のニュースから
プロ野球のセ・リーグ会長に
何とかいう人が決まったばってん、
肩書きが元建設省事務次官というのには驚いちまったぜ。
なにも建設省でなくったっていいのになあ、
というのは素人のなんとかだ。
今のコミッショナーも元役人だし、
セ・リーグのこれまでの会長は私の先輩、
毎日新聞の記者だった人。
今度パ・リーグの会長になる人も
毎日新聞の前の社長だし・・・
何だか基準がよう分らんですばい。
結局人つながりで決まるものらしい。
今度のセ・リーグ会長はその昔、
建設省から内閣官房に出向していて
内閣官房会計課長をしていたとき、
その上司でいた人(当時内閣官房副長官)が
今のプロ野球機構のコミッショナーさんですからね。
今回もその人つながりで決まったようですたい。
お手軽ち言やあ、そうですばってん、
まあ、そげなもんかもしれまっせんね。
この新会長が、巨人ファンで
長嶋監督を応援する財界人の集まり、
「燦燦会」のメンバーだそうですが、
ここは一つプロ野球全体のことを
考えて行動して下さいませ。
「燦燦会」は脱会するそうですが、
逆に何をしても巨人寄りなんて
意地悪く取る人も出てきそうで、
本人にしては辛いかもしれまっせん。
もう一度言っとくか、それにしてもなんで建設省なの?
今日は言葉に関する話を二つほど。
朝日新聞の社会面のコラム「青鉛筆」から。
「東京都はり・灸・あん摩マッサージ指圧師会」が、
「おきゅう」
という言葉の使い方の見直しを求めているんだそうだ。
「おきゅう(灸)」とは、
この会によれば、体のツボなどをモグサを
燃やすことで温熱効果を与える漢方療法の一つだそうだ。
病状によっては医師の同意を受ければ
一定期間の医療保険も適用される。
立派な「治療法」だという訳だ。
それなのに、ああそれなのに、日本語の表現の中には
「お灸をすえる」というのは
「痛い目に合わせる」(広辞苑)
「懲らしめのためきつく注意する」(大辞林)
というように懲罰行為のように解されるものがあるという。
確かにそうだ。
私の手元にある「新明解国語辞典」にも
「お灸をすえる=転じて、
A.言う事をきかない子をしかるB.
将来の戒めのため、一時的に辛い思いをさせる」
などと教育的指導、みたいな意味が出ている。
お灸が効果はあるんだけど、
一時的には熱さをこらえて
我慢を要するところから転じて
懲罰的な意味が出てきたんでしょうね。
この会は先ずこのマイナスイメージを
払拭するために広辞苑を出している岩波書店と
大辞林を出版している三省堂に訂正を申し入れるそうだ。
でも、現実に社会の中で
そういう使われ方がされている以上は灸には、
じゃなかった、急には(ガンジーさんの影響か)
辞書類からその意味を一掃するのは
難しいんじゃないでしょうか。
ばってん、それは分っていてもここからやらんと
何時までも変らんけんね、ちゅう気持ちは分りますばい。
次は英語の問題。
「YOB 」
これは何と発音しますか?
「ヨブ」
というんだそうです。
朝日新聞の7面、国際面のベタ記事を集めた下のコーナーに
「少年よ、夜遊び禁止だ ブレア政権」
という記事がある。
記事によれば、ブレア政権はこのほど、
少年の夜間外出や若者に多い
路上での飲酒を禁じた法案を発表した。
英国社会にまん延する迷惑行為を助長する風潮を
「ヨブ(YOB )文化」と呼び、
この法案で根絶に全力を上げるんだそうだ。
「YOB 」は「BOY」を逆さまにした言葉で、
日本語に敢えてすると「あんちゃん」「不届き者」を
意味する俗語だそうだ。
これは私も、いや正確には私は知らなかったなあ。
調べると研究社の英和辞典にもちゃんと載ってましたね。
「YOB (英俗)[軽蔑的に]男、やつ(fellow)」
英国では若者たちが酔って暴れたり、
落書きなどの非行を繰り返したりする「YOB 文化」が、
市民に不安を与えているとして、
ブレア政権が犯罪対策の目玉に据えたんだそうだ。
日本では「オヤジ狩り」なんて言葉があるけれど、
これなんかはYOB文化てことにはならんのでしょうかね。
今日は私が知らなかった言葉の意味二つを皆さんとともに
学んだことになる、のかしら?
今日はここまで
|