TORIGOE
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鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第337回

ほぼ日編集部様

12月18日のニュースから

これから熱海へ行きますので時間がありません。
番組の年に一度の旅行です。
日ごろのお礼に私がスタッフを招待する形で
毎年やっています。
今年は数も増え40人くらいでしょうか。
「スクープ21」は昨日で年内は終わり、
新年は14日からです。
さて、今日のニュースですが、
あまりビビビと来るものがないので
困ってしまうとですたい。
月曜日の新聞はどうも内容が薄くていけませんね。
その中でちょっと目を引いたのは毎日新聞の7面、
国際面にベタ記事扱いでこんな記事が出ていました。

「自殺サイトが殺人誘発
 韓国・19歳少年 10万円で会社員刺す」
「『10人以上から頼まれた』」


日本でも自殺サイトはかなりさかんで、
「死にたい」という女性に
青酸化合物を郵送した青年が、その女性が自殺した後、
自分も自殺してしまった事件があった。
その青年の母親に今年の初め取材したので
よく記憶しているが
インターネットの世界にはこういうこれまでには
あり得なかった事がごく普通にまかり通っているのに
驚いた。
韓国の話も基本的には
自殺したいという人物がインターネットの網の中にいて、
もう一方でそれをカネで
かなえてあげる少年がいたということなのだ。
記事によれば、ソウル近郊に住む
無職の少年(19)がインターネットの
「自殺サイト」の掲示板で知りあった会社員から
「勇気がなくて自殺できない。殺してくれ」
と頼まれ、今月12日早朝、
ソウル市内の駐車場で会社員の腹を刃物で
刺し殺した疑いだという。
その際、少年は会社員から
100万ウオン(約10万円)を受け取ったという。
二人が出会って殺人を実行するところまでを想像すると、
かなりすさまじいものがあるようだ。
まずカネの受け渡しをして、それじゃあ、
失礼して行きます、なんて事は言わないだろうが、
相手の依頼で刺すわけだから
刺すほうのエネルギーは何なんだろうな。
憎しみとかかっとなってとか
何らかのエネルギーがないと、人は刺せませんばい。
この少年は会社員以外にもソウル市の大学生(28)と
大邱市の女性(23)が少年を訪ねてきて
「殺して欲しい」と頼んだ際、
二人の首を絞めて殺そうとしたという。
この時は苦痛を訴えたり、抵抗されて、
果たせなかったそうだ。
失敗したわけだ。
人間、死にたいと言っていてもいざとなると
苦しさの余り暴れたり抵抗するものらしい。
韓国の捜査当局は少年を嘱託殺人の疑いで調べているが、
会社員以外に10人ほどから「殺してくれ」と
頼まれたと供述しているという。
捜査当局が把握している韓国内の自殺関連サイトは36。
少年が利用していたサイトには
5万件以上のアクセスがあったという。
自殺というのは自ら死を選ぶということだ。
最低限のモラルとして、
他人の手を煩わすようなことはしたくないものだね。
そんなこと言ってもあまり意味ないかなあ・・・・

ヤクルトの川崎投手が中日へ行く。
メジャーへ、と言っていたのにまたどうして?
と思うのですばってん、
一体何があったとじゃろうか。
今日のスポニチの5面は全面使って
川崎の中日入りの話だ。見出しもすごいぞ。

「中日川崎 4・10先発
 21世紀最初の巨人戦」

 
この記事の中で私が興味を持ったのはただ一点。
川崎はなぜヤクルト残留でなく中日へ行ったのか、
その訳が知りたい。
各紙を丹念に調べました。
スポニチと毎日を合わせてようやくそのわけ
がおぼろげながら分ってきました。
先ずスポニチの「川崎と一問一答」の欄。
ーーヤクルトともう一度交渉すると話していたが。
と聞かれた川崎投手はこう言っている。
「もう話しはしていた。その後は電話だけど、
そのたびにこれが最後だと言った。
気持ちが離れたのは一番最初(の交渉)かな」
フムフム・・問題はヤクルト球団の誰かと
川崎投手が交渉したときに何かがあったようだ。
でもそれが何かは書いてないので念入りに探していたら、
それに言及している
部分がベタ記事の中に出ていた。
ヤクルトの田口球団社長が川崎と交渉してきたらしいが、
記事にはこういうくだりがある。
「11月3日の初交渉でできた溝は埋まらず、
 14日の極秘交渉の席では川崎の気持ちは
 ほぼ中日に固まっていた」
そうか、最初の交渉で何かがあったらしい。
ばってん、それがどういうものかかが依然として分らん。
それで毎日を見ていたらこういう記事にぶつかった。
「川崎は当初『残留が基本線』を繰り返した。
自分で作った査定も持参し、
『入団以来の12年間を評価してほしい』と訴えたが、
 条件は3年で4億5000万円と希望を
 下回るものだった。
 田口球団社長の態度は
 一貫してビジネスライクだった」
このビジネスライクという言葉がすべてなんでしょう。
それに対する中日の星野監督の熱、
ここに温度差があったと見るべきなんでしょうかね。

では行ってきまーす。
また明日・・・・書けるかな?

2000-12-19-TUE

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