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鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第330回

ほぼ日編集部様

12月11日のニュースから

今日は休刊日なので、新聞ナシの日を過ごした。
いつも思うことだが、さびしいですばい。
仕方なくテレビでニュースを見ているが、
印象に残ったのは中尾元建設大臣の受託収賄罪の初公判で、
中尾さんが裁判冒頭で意見書を読み上げたところ。
車いすから
「政治の理想を求めてきた私自身が
 不見識な間違いを犯したことに心底苦しんでおります」
と全面的に国民への謝罪をしたこと。

政治家のこの手の裁判では何とかすり抜けようと
悪あがきをするもんですがね。
このおっさんはチョイと違ったですばい。
よかっじゃなかろうかね。
テレビで見る中尾さんは車イスで裁判所に入っていったが、
何か吹っ切れたように爽やかな感じだった。
弁護士の助言で
全面降伏作戦を取ったのかもしれまっせんが、
つまり事実関係や職務権限などで争っても
勝ち目がないので、情状面で、
なんとか切り抜けようという作戦かもしれまっせんが、
本人がもうすっかり反省モードに入っている感じでした。

夕刊が来たので裁判の記事を読むと、
贈収賄の具体的なやり取りが分って実に面白い。
建設相の事務次官から同省顧問になった
藤井治芳・現日本道路公団総裁が1996年8月、
今回贈賄側として登場の若築建設の石橋浩・元会長を
同省の顧問室に呼び、
「早く建設省から人をもらうためには、
 建設官僚の再就職をあっせんしている
 建設技監などに対し、どれぐらいの報酬を出すからなどと
 伝えて相談しないと」
と忠告したそうだ。

朝日の夕刊の社会面の記事によれば、
「建設省発注工事の受注を増やすためには
 同省のキャリア官僚を受け入れることが
 不可欠と考えていた若築建設は
 『何とか建設省のしかるべきポストの方を
 いただけないでしょうか』と
 建設技監に要請することになる」
建設会社は仕事をもらうために、
建設省から人を頂かしてもらう。
その人がどれだけの人物かということは関係ない。
しかるべき人であればいいんだ。
その人を押し頂くにあたっては相当のカネを
建設省の大臣初め重点的にぶち込むわけだ。
こういうことでもないと建設省内部で密かに行われている
こうした官僚の犯罪は表には出てこない。

権限とカネ。
これは役所だけじゃなくて
どこんでもあるのじゃろばってん、
ただ表には出んとでしょうね。

「メッツ、新庄に条件提示」

朝日の夕刊が3段見出しでこんなニュースを伝えている。
おいおいおいおいおーい、
新庄がメジャーってか、ほんとー?
記事によればメッツは
「近いうちに発表できると願っている」
なんていってるそうで、
契約交渉が最終段階に来ていることを示唆したそうだ。
もう一回、ほんまかいな?
メッツのGM補佐は来日した際
自分で新庄の実力を確認したそうで、
「足が速く、方が強い守備力のある選手で、
 打撃はパワーがある。カリスマ性のある人気者だ」
と言ってるけど、これって大丈夫かなあ。

カリスマ性というけどそれは関西地区での阪神人気と
無関係ではないはず。
ニューヨークでどれだけそれが通用するのか。
日本でも年間打率がせいぜい2割8分がいいとこですよ。
7年連続で打撃トップ維持してきたイチローとは
ものが違うんだよなあ。
恥かかなきゃいいんだけど・・・・

ではまた明日・・・

2000-12-12-TUE

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