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鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第316回

ほぼ日編集部様

11月27日のニュースから

「暴走族の襲撃相次ぐ 都内で2件 1人死亡3人重軽傷」

毎日新聞は社会面で3段見出し。
朝日新聞は社会面のトップ記事で、かなり大きな扱い。
見出しは−−

「暴走族相次ぎ車襲う 男性刺され死亡 江戸川」
「蛇行にクラクション→30人に囲まれ袋だたき」
「殴られ2人重軽傷  江東」


スポニチは社会面の大半を使って

「凶悪暴走族 会社員刺殺 東京・江戸川区葛西橋通り」
「クラクション鳴らされ逆上バットで車メッタ打ち」


見出しが物語っているように、
25日深夜から26日未明にかけて
東京都内で乗用車に乗った会社員らが
暴走族風の集団に襲われる事件が相次いで起きた。
どちらの事件も共通するのは
集団が凶器として金属バットを使っていること。
江戸川の事件ではさらに刃物も使い、
23歳の会社員が刺殺されている。

この事件の発端は殺された会社員ら4人の乗る
乗用車の前方を蛇行運転しながらゆっくり走っていた
5〜6台のオートバイにクラクションを鳴らしたことだ。
朝日の記事ではオートバイの数が5〜6台となっているが、
毎日によれば
「車やバイク計約20台で前をふさいだ暴走族」
となっている。
暴走族らしい集団の人数はともに30人で同じなのだが、
バイクの台数がこんなに違うのはなぜかしら。
じゃあ、スポニチはというと、
「約20台のバイクに分乗した
 30人ほどの暴走族グループ」となっており、
どうやら暴走族のバイク、車は20台、
分乗した連中の数は30人ぐらい、が
実情に近いのかなと思う。

この事件はオートバイの集団には
むやみにクラクションは鳴らしてはいけないという
教訓を残している。
最近は暴走族でなくても車に乗っている人間は
すぐ切れて何をするか分らない時代なんですばい。
まして暴走族風には触らないほうが身のためだ。
ただし、私は彼らをこのまま放置していいという気はない。
私達自分を守る術を持たない人間が
変な気を起こしてもしようが無いと言っているわけで、
これはまさに「国民の生命・財産・安全を守る」ことを
第一の使命とする警察が積極的にやるべきなんです。

暴走族といってもひと括りには出来ないと思います。
昔の学生運動みたいに
青春時代の一つの表現だったりすることもあるんでしょう。
ばってん、他人を傷つけたり、殺したりする行為は
たとえなんと言おうと許せない。
そう、私はこの手の暴力は絶対に許せない。
東京で連続して起きた事件を契機に
恐らく警察も対策に乗り出すでしょう。
取り締まったから無くなるというようなもんじゃない
ということは分っていますが、
起こした行為については
キッチリ落とし前を付けてもらわないとねえ。
犯罪としてちゃんと裁いて下さい。

今日はここで終わり
また明日・・・・

2000-11-28-TUE

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