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鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第313回

ほぼ日編集部様

11月23日のニュースから

こういう何気ない記事がドキッとさせる。
毎日新聞の10面、経済面のベタ記事。

「人員削減さらに500人上乗せへ
 三和、東海銀統合を機に」

 
来年4月に持ち株会社を作って経営統合する三和、
東海、東洋信託銀行の3人の頭取が22日、
記者会見してリストラ強化の方針を述べたという。
記事によれば、経営統合を機にリストラを強化し、
2005年度までの人員削減について、
当初の計画より500人上乗せし、
7500人削減するという。
このほか公的資金の返済についても書いてあるが、
私がへえー、と思わず驚きの声を挙げたのはこの合併で、
今働いている3行の社員たちが7500人も
整理されてしまうのかということ。
2005年度までに、
ということなのでまだ5年の猶予はあるとはいえ、
1年当たり1500人は確実に
人員削減されるということになる。
1500人、数字で書いていると、
単に1500という数字にすぎないが、
1500の人生がそこにかかっていると思うと、
やはりこれはすごいなあと思わざるを得ない。
1500の人生には
またそれぞれ2〜3人の人生がぶら下がっていたりして、
総体の数字はあっという間に
5000は超えてしまうんでしょうね。
きついなあ。
日本では今こういうことが
ベタ記事で語られながら進行しているんですばい。
私は今更ながら
一口に「構造改革」などということの実態を
数字で見せつけられたような気がするんです。
この3つの銀行の中ではじゃあその対象は誰と誰か、
などという囁きが交わされているに違いないでしょう。
まさか自分の身の上にそのことが
降りかかるとは思いもせずに・・・
もちろん新規採用の減と
繰り上げ定年の奨励というかたちで
それは進むでしょうから、
いきなり生首斬るようなことはないんでしょう。
しかし、いずれにしても弱いところから
斬られていくことには変りはないんでしょうね。
21世紀はもうすぐ、あと38日でやって来ますが、
森首相同様厳しい新世紀になりそうですばい。

明日はフジテレビへ行ってお話です。
朝早いので今日はこれで寝ます。
また明日・・・・・

2000-11-24-FRI

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