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| 3分間で、 最近のニュースを知る。 鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」 |
| 第307回 ほぼ日編集部様 11月17日のニュースから このところ取材で忙しいのでちゃんとした原稿が書けず、 納得いかないまま今日もこの時間になってしまった。 でも新聞を見直していて私が今日感慨深かったのは この記事でした。 「越大統領と米大統領会談」 毎日夕刊の1面に写真は5段の派手な扱いだが、 記事はベタというの話し。私達の世代には時代の変遷、 時の流れを今さらのごとくに感じる出来事です。 私達はベトナム戦争世代といってもいいかもしれません。 ベトナムの民族独立闘争との戦いを フランスから引き継いだアメリカが 次第にベトナム戦争に引きずり込まれて行く過程を 私達は一番感じやすい学生時代に目の前で見てきました。 1時は50万人を超える米兵が ベトナムのジャングルに投入され、 過酷な戦争を戦ってきました。 そのためアメリカは多くの兵隊達が倒れ、傷つき アメリカにはベトナム戦争後遺症が 社会の奥深くに残りました。 ベトナム戦争が北ベトナム軍とベトナム解放戦線の 勢力の勝利で終わったのが1975年。 それから実に25年が経ってしまったのか、私は35歳。 大阪社会部から東京社会部に転勤してきたばかりだった。 当時アメリカとベトナムは地球上で最も憎み合う 仇敵という組み合わせだったはずだった。 それが25年経った今日、アメリカの大統領、 クリントン氏がベトナムの地を踏んだというのだ。 沿道には深夜にも関わらず数千人の市民が出迎え 「大統領、大統領」の大合唱が起きたという。 信じられない。 もちろん冷戦も終わり世界の状況は 様変わりしたとはいうものの、当時の皮膚体験を持つ 私達には信じられないのだ。 今、次期の大統領を決める選挙でヒートアップ しているのでクリントン大統領のベトナム訪問も 地味な扱いになったけれど、それがなければ もっと大きなニュースになったはずだ。 朝日も毎日もハノイの空港でアオザイ姿の ベトナム女性から花束を受け取るクリントン氏と 娘のチェルシーさんの写真を使っている。 このベトナム人女性、 若さに溢れた彼女の笑顔がまぶしいくらいだ。 そうか、まもなく21世紀なのだ。 で、オレはまもなく61歳。 時の流れはあまりにも早く、急流を流される木の葉のようだ。 おやすみなさい また明日・・・・ |
2000-11-18-SAT
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