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| 3分間で、 最近のニュースを知る。 鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」 |
| 第292回 11月3日のニュースから 「ニチイ学館、赤字19億円に 9月中間営業損益」 (朝日3面3段) 「ニチイ学館、赤字に 介護伸びず下方修正 9月中間」 (毎日8面2段) 在宅介護サービスの大手、 ニチイ学館の9月中間決算の営業損益は どうやら19億8千万円の赤字になりそうだという。 朝日、毎日の記事を総合してみると、 今年4月介護保険制度がスタートし、 高齢社会の到来で、 介護サービス事業が大きく伸びると予想されたが、 フタを空けて見ると、利用者はそれほどではなく 業績見通は大きく狂ったようだ。 「4月に介護保険制度がスタート、 単価の高い身体介護サービスの需用が拡大すると 見込んでいたが、実際に利用が集中したのは 利益率の低い家事援助だった」(毎日) 「介護サービスの主力である訪問介護は、 9月に1万5千人が利用し、一人当たり 利用単価は4万7千2百円だった。 介護保険が始まった4月当初は、 利用者を5万人、単価を6万5千人と見込んでいた」 この二つの記事から分る通り、業者の、 そして恐らく厚生省の見通しも最初から大外れに なったんでしょう。 そういえば、業界最大手「コムスン」も 度々リストラをやって事業規模を縮小していましたね。 これまでのところ、厚生省などの 「介護保険制度」キャンペーンには 国民は躍らされてはいないようです。 じゃあ、そういう需用はないかというと、 あるはずです。 恐らく今の制度に国民が不安を持っていて ウッカリ乗れないなという感じが こうした数字になって出てきているんでしょう。 それに全国の社会福祉協議会など 公的セクターの事業に利用者は集中し、 民間はまだ信用できないという空気も あるようですね。 見過ごせない問題だと思いますから 今後も注目はしていきたかですね。 朝日新聞の4面に「首相動静」という欄があります。 首相の一日の行動が分刻みで出ている欄です。 森さんが首相に成りたてのころ、 就寝時間について、「ウソついてもいいんだろ」 と記者団に言って物議をかもした いわくつきのコーナー。私は必ず見ています。 首相は毎日どんな人と会っているのか、 只それだけの好奇心なんですが、 昨日(2日)の夜はチョット興味のある会合が 目につきました。 「7時39分、東京・銀座の日本料理店「吉兆」。 中曽根康弘元首相、渡辺恒雄、読売新聞社社長、 氏家斉一郎日本テレビ社長、 瀬島龍三伊藤忠商事前特別顧問と会食。 9時57分、東京・瀬田の自宅」 つまり、森さんを囲んで全部で5人、 大体2時間ぐらい、 銀座の高級料亭で過ごしたことになる。 朝日はさりげなく「首相動静」の中にいれているが、 毎日はこの顔ぶれを見てこれはニュースだと 記者が判断したらしく、2面下にベタ記事ながら 「読売新聞社長ら 森首相を激励」 という見出しで一本の記事にしている。 毎日の記事はこうなっている。 「会食後、中曽根氏は記者団に、 森内閣の支持率が下がっていることについて 『人の世は有為転変、アップ、ダウンは世の必定だ。 (首相に)頑張れと言った』と 語り、渡辺氏は『(巨人優勝の)祝勝会だ』と述べた」 まあ、有体に言えば、 首相の激励を巨人優勝にかこつけてやった、 というところでしょうたい。 ま、巨人優勝で何やろうといいけど、 マスコミのトップがここまで政治的なインナーサークルの メンバーになっていいものでしょうかね。 読売新聞と日本テレビの社員達はこれを見て、 うん、うちの社長、よくやってるわい と思うのかしら、それとも・・・・ 私ははっきり言って疑問ですがね。 「クルスク乗組員 最後のメモ公開」 「ここは書くには暗い。チャンスはないようだ」 朝日新聞の7面に、沈没したロシアの原子力潜水艦 「クルスク」の乗組員コレスニコフ海軍大尉の メモの最後の一節が告別式の亡きがらのそばで 公開されたことが紹介されている。 27歳の大尉が死を覚悟して家族や同僚に 残した言葉だ。胸が痛む。 「15・45 ここは書くには暗い。 しかし、手探りで書く。 チャンスはないようだ。10〜20パーセント。 だれかが読むことを期待しよう。 第9区画に非難して脱出を試みる乗組員のリストは ここにある。みなさんによろしく。絶望しないで」 記事によれば、事故発生は 8月12日午前11時半ごろとみられており、 約4時間後にメモは途切れたことになるそうだ。 暗黒の中での4時間。 想像するだに息が詰まりそうだ。 閉所恐怖症気味のある私としては、 これ以上、書けない。 ただ、人間は、こういうときでも ここまで冷静になれるものなのか、と驚く。 オレにはできんばい。 「赤井電機が倒産 負債470億円 自力再建を断念」 「しにせにデジタル化の波」 オーディオ機器のしにせ、 赤井電機が倒産の見出しは私らの世代には 結構ショックなんじゃ ないだろうか。 赤井のオーディオ・アンプやチューナー、 テープデッキなど音響機器に お世話になった人は多いだろう。 あーあ、またひとつわれわれの世代に 馴染みのあるものが消えていく。 赤井電機はやはり音響メーカーの 山水電気を子会社にして東証1部にまで上場したが、 国内競争の激化やデジタル化の波に乗りきれなかった ことなどが原因で業績が悪化していたらしい。 さて、明日(5日)の「スクープ21」の メニューを紹介しておきます。 1.帰ってきた大魔神、佐々木投手の一週間、 長野智子が密着取材。 2.森首相の支持率急降下、 絶好のチャンスなのになぜ田中真紀子、石原伸晃氏らの 「自民党の明日を創る会」は空中分解寸前なのか? その謎は? 3.高級RV車が大量盗難の背景、暗躍するのは・・・・・ 以上です。また日米野球の裏に放送が当たってしまいます。 辛いなあ。 でも、今週も全力投球でいきますよ、見てね!!! ではまた明日・・・・・ |
2000-11-04-SAT
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