TORIGOE
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鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」

第1056回

ほぼ日編集部様

3月7日のニュースから

毎日新聞の社会面にベタ記事なんだけど、
見出が横に長くついていて目立つニュース。

「名も知らず 死ぬために集まった  
 車内に残された24歳の遺書判明  
 津の3人心中」


こういう事件を見て何を言えばいいのか、
頭を抱えてしまうというのが正直なところですばい。
ほんなこつ何ば言やあよかっちゃろうかねえ???
なーしてねえ???どげんしたっとねえ???
筑後弁で言うとそげなこつになるとでしょうが・・・・
やはり時代なんでしょうかねえ??
敢えて言えば、生きる力を失い、
崩壊しつつある社会が発している
警告のメッセージなんでしょうか??
記事の書き出しを引用しておきます。

「津市の山中で男女3人が乗用車で
 練炭を燃やし自殺した事件で、
 車内に残された同市の無職男性(24)の遺書から、
 3人は互いに本名も知らずに
 2週間ほどメール交換した後に初めて会い、
 自殺をしていたことが分かった」

さらに車内には男性が署名した
手書きの遺書が残されていたが、
記事が引用している概要は次の通りです。

「今回は私一人で
 すべての準備ができるようなものでは
 ありませんでした。
 一緒にいる2人は本名も知らない
 ただ自殺するためだけに出会った2人です」
「2週間近くメール交換をして、
 自殺したいという意思で集まって、
 なぜ死にたいということは知らず、
 ただ安楽に死にたいという目的のために集まった」

先日も自殺願望の男女が3人、
部屋を内側から目張りをして
練炭で一酸化炭素ガス中毒で死亡するという
事件があったばかりですね。
自殺系サイトというのがあるんですね。
ここにはそういう願望を持った人たちが
結構集まってくるんだそうで、
死にたいという人を私たちは
どうすればいいんでしょうか?
解答のない問いをつきつけられているようです。
こういうのがまた連鎖していかない事を
願うだけですね。

イラク問題はいよいよ大詰めを迎えようとしています。
アメリカやイギリスでは中学、
高校生らの学生が反戦デモをしているという
ニュースがありました。
毎日新聞の6日夕刊4面に2段見出しでこうあります。

「中学生らが反戦デモ 
 英国 数千人、メールで連絡」

「米の学生も数万人集会」


記事によると、英国の各都市で5日、
イラク攻撃に反対する中学生ら
十代前半の若者たちが授業を放棄して
街頭をデモ行進した。
全国で数千人が参加したという。
デモに参加したのは13歳から16歳までの
中学生がほとんどで、Eメールで連絡を取り合い、
デモに参加したんだという。
その内ロンドンの首相公邸に集まった中学生達は
こういう風に叫んでいたと記事は書いている。

「石油のための戦争はやめろ」
「選挙権が持てる大人になったらブレアなんかに
 投票しないぞ」

一部学生は首相公邸の門を
よじ登ろうとして警官が出動す騒ぎになったという。

ふーんと思わんですか?!

こちら日本では自殺したい若者が互いに
名前も知らないままメールでやり取りしただけで
あっさりと死んでいく。
一方イラクを攻撃したいと言って憚らない
労働党政権の首相に抗議するために
メールで集まってきた中学生たち。
えらい違いですねえ・・・
日本という国を私たち先輩というか、
高齢者はどう考えていいのか?
こういう国を望んで
働いてきたんではないんですけどねえ・・・・
今日ばかりは考え込んでしまいましたばい。

ではまた明日・・・・


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2003-03-08-SAT
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