先週もお届けした
日仏ハーフのパリジェンヌ13歳の夏休みの様子。
東京での夏休みを楽しんで、
Annaちゃんは昨日、
気仙沼で待つおばあちゃんのお家に旅立ったよ！

初めての新幹線での一人旅。
はじめはちょっと心配そうだったけれど、
日本の電車は１分単位で時間通りにつくうえに、
車内放送がとても大きな声でハッキリしていると、
すっかり安心したみたい。

そうよね‥‥。
時間通りに電車がつくものね‥‥。日本は。
びっくりよね。
何分後に電車がやってくるかは
ホームの電光掲示板を見ないとわからないパリ。

１分単位で決まっている電車の時間に合わせて
サラリーマンが階段を駆け下りている姿を見て
Annaちゃんは目を丸くして驚いておりました。

そして「あと１分で電車出発しちゃうよ〜。」
なんて急ぎながら、
ホームで水を買おうとしている私に、
「まりこちゃん！間に合わなくなるよ。」
って心配そうにしながら、
10秒で水を手に持って走ってきた私には
「えええ？！　どうやったの？！」
と、まるで私が手品を使ったかのような驚きよう。

ふふふ。
Suica（JRのカード）でピッとやって
お財布いらずという魔法を使ったんだよ〜♪

外国人観光客が日本にくると
町中あちこちにあるこの自動販売機に驚き、
喜ぶというのは有名な話だけど、
Annaちゃんもご他聞にもれず、大喜び。

だけど、さらにおフランスらしいコメントも
漏らしていたよ。
「でもこんなにいろんなところにあったら、
　パリだったらすぐに壊されちゃうよねえ。」
ってね‥‥。

中に入っている現金を狙って、
あっという間に壊されるよね‥‥。
パリにあったら。
それ、正しい。

13歳の子供にとってもそういう認識なんだね‥‥。
と、ボクはちょっと複雑な気持ちになったよ。

さて、13歳のパリジェンヌの日本の夏休み。
到着早々のいちばんのおもしろ着眼点は

「タクシーの中にある
　白いダンテルみたいなのってなんなの？？？」

でしたが
（詳しくは先週の「パリこれ！」を参照してくださいね♪）、
その後１週間を一緒に過ごしての追加おもしろ着眼点。

それは
「ねえねえ、まりこちゃん。
　どうして日本の人たちのほっぺたのところは
　すごく暑いみたいなの？？」
というもの。

は？？？？
え？？？？

と、しばらく頭の中をハテナが飛んでいた私でしたが、
Annaちゃんと一緒に本屋で日本の雑誌を
立ち読みをしているときに問題解決！

「あ〜まりこちゃん、このことだよ。」
って、女性中高生向けの雑誌を見ながら
Annaちゃんが指差したのは
モデルさんたちの真っピンク、真っ赤なチーク。

あのほっぺたのぷくっと膨らんだところに
チークをたっぷり入れて「かわいい」メイク、
みたいなのって、たしかにおフランスじゃないわ〜。

思い出してみれば、私もパリに渡って
ヘアメイクの学校に行っていた時、
チークを入れる位置や色味に
かなり大きな違いを感じて
とまどったのを思い出しました。
「かわいい」メイクのような感じでチークを入れると
先生に違うと直されたことも。

フランスでは大人のかっこいいクールな演出として
頬骨にそってシャープな印象になるように
入れるのが主流。
「おてもやん」な場所にかわいい色で
「かわいさ」を演出するために
チークを入れることはないので、
若者がチークを入れているのも、
たしかにほとんど見たことがないのです。

パリっ子たちは
アイラインとかリップとかマスカラとかを
濃いめに入れているとかはよく見かけるけどね。
どちらかといえば
黒いラインではっきりとみたいなのとかね、
シンプルな中に赤いルージュだけ、みたいなのとかね。

ふんわりかわいいメイクっていうのは見ないよね。
髪の毛の色も、目の色も、肌の色も‥‥etc
パリジェンヌ達の外観がすでに
ふんわりかわいいから、
メイクでは必要ないっていう違いも
あるのかもしれないけどね？！

13歳のパリジェンヌ。
日本のティーンエイジャー向けの雑誌を買って。
「おもしろ〜い」
って言いながら興味深そうに熟読していたよ。

さて、ボクは今週、水曜日から日曜日まで
毎日西荻窪のフランス雑貨店「ぼわっと」で
お店番をしているよ！

みんな会いに来てね〜！

【お知らせ】 とのまりこさんの、フランス雑貨と アンティーク、ブロカントのお店「ぼわっと」の 出張店舗が、初の四国上陸です。 ◎2016年7月6日（水）〜7月10日（日） 　10:00〜19:30 ◎新居浜「創作地区」（愛媛県新居浜市上泉町8-5） ぜひおこしくださいね。 もちろん、バブーも待っています。

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