作曲家・ピアニストの
宮嶋みぎわさんに
聞きました。
2007.10.15
「ザンパノさんの紙ぶくろ2」で、
「ダリオのウエブショッピング」の音楽を
担当してくださった
作曲・編曲家でもあり、
また、ピアニストでもある宮嶋みぎわさんに、
「ザンパノさんの紙ぶくろ」の取材に伺ったところ、
なんと、「ほぼ日手帳」を
昔から愛用してくださっていたことが判明!
とても素敵な使いかたをされていたので、
みなさまにも、ご紹介させていただきますね!


シールでわかるスケジュール。

ーー 手帳にシールがいっぱい!
楽しそうな手帳ですね。

みぎわ 月間カレンダーのページは、
シールの絵柄で予定を分けて
わかるようにしているので、
シールだらけです。
カバー・オン・カバーに入れておけば、
それもまた楽しい雰囲気になって、
お気に入りです。



今、大学で音楽を教えているのですが、
学生たちが、先生の手帳いいね!
って言ってくれるんですよ(笑)。
ーー シール以外にも挟んでいるんですか?
みぎわ あとは、忘れちゃいけない
カードを挟んでおくんです。
例えばスタジオで必要なカードや、
電話しないといけない人の名刺とか。
そうすると、手帳を出した時に必ず気付くので、
絶対に忘れないんですよ、おすすめです。

ーー 落ちたりしませんか?
みぎわ 手帳がパンパンなので大丈夫みたいです(笑)。

手紙がチラッと見えるだけで、
嬉しくて元気がもらえます。


ーー 確かに、内側にもいろいろ挟まってますね。
フライヤーや一筆戔、シールなど、
充実していますね。
みぎわ わたしに影響を与えてくれた
ミュージシャンからいただいた手紙も
ずっと挟んでいるんですよ。
今もお世話になっている方なのですが、
まだ私がアマチュアだった頃、
私の曲を聞いて、
手紙やメールをくださったことがあって。
いつ見ても元気が出るような内容なので、
手帳に入れて持ち歩いているんです。
手帳を開けたときに
チラッと見えるようにいれてあって、
それが見えるだけで、
嬉しくて元気がもらえます。



私のオーダーメイドの衣装は、
ほぼ日手帳から生まれているんですよ。


ーー ‥‥あの、
お話しに関係ないことで恐縮ですが、
そこにかかっているワンピース、
すごくかわいいですね。

みぎわ そうでしょう?(笑)
私の衣装をオーダーメイドで
作ってくれている
友だち2人組がいて、
その友だちに作ってもらった
コンサート用の衣装なんです。

そのデザインを担当している方が、
ほぼ日手帳に、私の衣装の
アイデアを書き留めてくれていて。
私の衣装は、
ほぼ日手帳から生まれているんですよ。
ーー ええ! それは嬉しいお話しです。
みぎわ その友だちは、
私のライブを見に来てくれた時に、
今日のライブの感じだと、
こういうモチーフを使うと似合うとか、
ライブを見ながら、
衣装のデザインやアイデアを
書いてくれるんです。
ーー 最高のオーダーメイドですね!
みぎわ ビックバンドで演奏するときは、
私が指揮をするので、
手を上げるじゃないですか。
そうすると、そういうのを見て、
手をあげたときにちょっと袖がゆれて
きれいに見えるように、とか、
手をあげやすいように袖ぐりは広くとって、
とか、考えてくれるんです。
あとは、座ったり立ったりしても、
ラインがくずれないように、
という細かいところまで、
わたしの演奏している時の動きを見ながら
ライブの日のページに書いて、
それをもとに服を作ってくれているんです。

でも、彼女はそういうふうに使っているから、
予定は書いていないんですよ。
だから空白のページもあるのですが、
ある日とつぜん、何ページにもわたって、
デザインがかいてあったりとか、
絵ばっかりです。


忘れないために書く、
忘れるために書く。


ーー みぎわさんは、
1日ページにはどんなことを
書かれているんですか?
みぎわ 私の場合、1日ページは、
ほとんどライブの曲順を書くのに
使っています。

ーー そうなんですね。
ライブをされた日に書くんですか?
みぎわ はい、いつ演奏したかというのが
とても重要なので。

いろいろなミュージシャンと仕事をしていると、
1つのバンドと毎日やるわけではなく、
いろいろなバンドと交互にやるので、
何の曲をいつどういうタイミングでやったか、
というのを正確に覚えられないんです。
でも、次に演奏するときには、
なるべく同じ曲順にならないようにしたいので、
手帳に記録していきます。
ーー 月間スケジュールでライブの日程管理をして、
1日ページでそのライブの曲順を書いて、
ちょうど、月間ページが、
目次みたいな役割になっているんですねー。
確かに、これだけ、
複雑多忙なスケジュールだと、
書いていないと忘れてしまいますね。
みぎわ そうですね。
でも‥‥、覚えられないので記録する、
というのと同時に、頭の中で覚えていると
次の演奏のために良くないというのもあって、
忘れるために手帳に記録している、
という感じもあります。
必要なときにその記録を見返しています。
ーー え? 頭の中で覚えていると
良くないというのは?
みぎわ 曲順を覚えているというのは、
前の記憶が頭に残っているという状態なので、
次の演奏に集中できないんですね。
ポップスやブラジル音楽、
ジャズにソウルにと、
いろいろなジャンルでやっているので、
前のことを頭に残し過ぎると
次のことができないんですよね。

なので、
なるべく頭の中を空っぽにして、
演奏のたびに新鮮な気持ちで集中できるように、
記録して忘れるようにしているんです。
“脳から抜く”作業として、
手帳に書き写す、というのはいいみたいです。
もうずっとほぼ日手帳を使っているので、
日付もあって、しかも、
書くスペースが大きいというのは、
ほんとに便利だなあと実感していますよ。


「ザンパノさんの紙ぶくろ2」の取材に行って、
思わず、手帳の取材までさせていただき
ほんとうにありがとうございました!

みぎわさんのおっしゃるように、
忘れないために書く、忘れるために書く、
どちらもあるような気がしますね~。
月間スケジュールを目次のように使うのも、
予定ごとにシールで色分けして貼っておくと、
なおさらわかりやすいなあと思いました。

2008年も、みぎわさんの音楽活動に、
ほぼ日手帳が、いろいろと
役立っていただければ嬉しいです!

「ザンパノさんの紙ぶくろ2」でも、
みぎわさんにご登場いただいておりますので、
もしよかったら、そちらもご覧くださいね!

宮嶋みぎわさんプロフィール

両親の影響で幼い時から
数多くのレコードを聴いて育つ。
3歳よりClassic Pianoを始め、
6歳のころから作曲を開始。
15歳で「旺文社/SONY 
全国テープ大賞・作詞作曲部門」優勝。
その後上智大学にて教育学を専攻する傍ら、
Jazz Pianoを始める。

現在は、自身が作曲・アレンジした
オリジナル曲のみを演奏するビッグバンド
miggy+ (miggy augment)を率いるほか、
2004年より
インストゥルメンタルデュオユニット
「hitme&miggy」で活動。
情景の浮かぶ即興演奏や、
感傷的なメロディライン、
味わい深いハーモニーが人気を集めている。

☆コンサート情報
 2008年1月26日(土) 
 miggy+ 12thライブ with 片岡雄三(TB)
 〜Fantasia in a blanket〜

 会場:TOKYO TUC
 東京都千代田区岩本町2-16-5
 TEL:03-3866-8393
 Evening Show、Late Showの2公演を行います。
 ※ご予約受付開始:2007年12月1日予定
  詳細未定のため、詳しくはこちらをご覧ください。

 その他、演奏活動の日程はこちらをご覧ください。

ブログ日記

☆iTUNESで「hitme&miggy」の曲を
 視聴・ダウンロードできます。