■8月 6日■
このTシャツを
なにかにつなげるために。



MAYA MAXXさんにTシャツデザインを依頼した
TARO-Tシャツチーム。
今回のプロジェクトは、デザインを依頼する方々の
綿密なリストをつくるというよりも、
この話を聞いた人がワイワイ集まるようにして
Tシャツをつくってもらいたいと考えています。

そして、もうひとつ考えなくてはいけないのが、
このTシャツを、読者のみなさんの手に
どうやってお渡ししていくか、ということです。
これについてもTシャツチームは、
ミーティングを重ねました。


Tシャツをなにかにつなげるために。
ミーティングは続きます。


このTARO-Tシャツは、
岡本太郎さんに捧げるTシャツです。
ですから、誰かが利益を得るようなものではありません。
そこでメンバーの頭をよぎったのは、
TAROが36年前に描いた壁画、
「明日の神話」のことでした。
この「なんだ、これは!」コンテンツがはじまったとき、
時期をほぼ同じくしてメキシコで発見された、
あの壁画。あの修復と日本への運搬に、
このTシャツの売り上げが役立つようなことがあれば、
これほどうれしいことはありません。

そして、Tシャツチームは、以下のことを決めました。
●TARO-Tシャツの正式名は
 「TARO OKAMOTO Tribute T-Shirt」とする
●Tシャツは、「ほぼ日」紙上で抽選販売する
●Tシャツの収益
(売り上げからTシャツの材料費を引いたお金)を
 壁画「明日の神話」を日本に運搬するための
 費用に寄付
する。
 ※「明日の神話」の日本への運搬について、
  2007年9月の時点で進捗が明確になっていない場合は、
  岡本太郎氏が推奨した美術活動(太郎賞など)に
  寄付する。

そうしているうちに、噂を聞いた人たちから
Tシャツチームのもとへ
「自分もデザインしたい!」という連絡が
舞い込むようになりました。
その中には、デザイナーやカメラマン、
画家、美術家、演出家など
いろんな職業の方々がいます。
俳優の浅野忠信さん、
ミュージシャンの一青窈さんの名前もあります。
ふくれあがる、制作者の数!

伊賀さんは、仕事のわずかな合間を利用して
TAROのことを好きな方々に
Tシャツのボディを
渡し歩いてくれるようになりました。
「夏の終わりに間に合わせたいですからね、
 先週あたりから
 ひとり『笑っていいとも!』状態ですよ」
伊賀さんは、映画に舞台に雑誌に、
分単位でスケジュールが埋まっているスタイリスト。
このプロジェクトに参加するのは、
端からみていると、たいへんそうなのです。
でも、いつも、とっても、うれしそうなのです。


「時間、ないっすよ。でも、やりたいんです」
真っ黒なスケジュール帳をさらに黒くして、
Tシャツボディを渡すプランを立てる伊賀さん。

何枚くらいつくりましょうか?
「こうなったら思い切って、
 100人くらい集めたいですね」
ちょっと無謀なような気もしますが、
100人をめざして、
Tシャツを制作してくれるみなさんに
Tシャツチームは、
これからどんどん会っていきます。
アッキィさんも、タグのデザインを
着々と進めていますよ!



「ほぼ日」紙上での抽選販売の日程や詳細は
決まり次第お伝えしていきます。
みなさん、伊賀さんとTARO-Tシャツチームへの
応援メッセージを
postman@1101.comまで
どうぞお寄せくださいね。

次回、わたしたちはふたたび
「あの遺伝子」に会いますよ!
おったのしみにー!!

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