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ポジション・トークに
気をつけて。
武田徹さんに、
「報道」への考えを訊きました。

戦争報道ってなんだ?

こんにちは!

あなたは、どんなふうに、
テレビや新聞のニュースを見ていますか?

「最近、イラク問題ばかりなんだよなぁ・・・」

「似たような人の論評ばかりが、聞こえてくる」

「いろんな説があちこちから出てくるから、
 かえって、何が問題なのかが、わかりにくい」


最近の報道に触れて、もしも、
あなたが、そんなふうに感じているとしたら、
読んだほうがいいかもしれない本が、ありますよ・・・。


戦争報道
ちくま新書
武田 徹 (著)
筑摩書房
ISBN: 4480059873


ちくま新書から出ている『戦争報道』という、
重厚感のある
ジャーナリスト・武田徹
さんの単行本。

つい最近、朝日新聞でも取りあげられたから、
「あ、その名前、見たことありますよ」
って人もいるかもしれませんけど、
この本、とっても、おもしろかったんです。

戦争報道に関する武田さんの問題意識は、
いろいろな要素を含んでいたのですが、ご本人に
直に話をうかがって、もっとも印象に残ったのは、

「報道が受け手を危険な方向に誘導するとしたら、
 それは、どこなんだろう? それは何なんだろう?」


こんな疑問でした。
武田さんの話は、昨日うかがったのですが、
今後、戦争報道に触れるたびに
思い出すであろう言葉が、いくつも、ありました。

さらに、戦争報道や報道一般のことのみならず、
「主観的な情報を伝えるということ」
についても、
考えるヒントをいただいたような気がしたんです。

そんなインタビューを、近日中に、
このコーナーで、集中連載していきます。

ちかごろの戦争報道について関心のある人や、
ポジション・トーク(利害を守るための会話)について
考えるきっかけをほしいかたは、
どうぞ、この連載を、読みつづけていてくださいね。

「アイツって、自分の立場を守る話しか、
 しないからなぁ」


あなたにとって、毎日、
そう感じている人がいるとしましょう。

だったら、
その人のなかには、どんな前提条件があるのか?

・・・そんなことを見つめるうえでも、
役立っちゃうような取材になりましたよ。

武田さんの登場を、おたのしみに!

このコンテンツ、お相手は、
わたくし「ほぼ日」スタッフの木村俊介がおつとめします。
どうぞ、よろしく・・・!


(つづく)
 

2003-04-03-THU

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