T-1World Cup
最新の記事 2006/07/04
 
 

7月4日 火曜日
T-1 JAPAN TOURファイナル。
そして「例の企画」が明らかに。


「T-1ミュージアム JAPAN TOUR(西本編)」
ファイナルとなる4日目、7月3日月曜日。
沖縄から福岡、そしていよいよ、
四国の「とある島」に入った西本の、
レポートを本日はお届けいたしますね。

さらに関東班から、
新着のミュージアムレポートもご紹介します!
神奈川県鎌倉市の「和温waonスタジオ」さんです。



「鎌倉にある和音waonスタジオに展示されています、
 祖父江さんのTシャツをみてきましたー!
 とても静かなのんびりした屋外を
 フィヨ館長さん(写真左)が
 元気いっぱい走り回っていました。
 お礼に、10TARO贈呈してきました!」
(ほぼ日乗組員・南郷)

そして、別途、東京から、
その「とある島」での打ち合せのため、
四国に訪れたT-1チームの私(杉江)と中林も、
まずは、徳島県阿波市にあるT-1ミュージアム、
「土柱パラダイス」へ行ってきましたよ。

ところで、「土柱」ってご存知ですか?
恥ずかしながら、「どちゅう」と読むことも
知らなかったわたしたちは、
館長さんに案内され、
その「土柱」を見に行きました。



この写真は、館長さんが送ってくださった
「土柱」の写真です。
「土柱」とは、
約130万年前の地層が風雨に侵食されてできた
断崖絶壁、つまり土の柱のことだそうです。
聞いて驚いたのは、
イタリアのチロル地方と、
アメリカのロッキー山脈と、
日本の徳島県阿波市でしか見られない、
つまり世界に3箇所しかないものなんだそうです!
(テキスト中継では情報が間違っていてごめんなさい。)
でも、実際には侵食が進み、10年前と比べると、
かなり景観が変わってしまったとか。
早いスピードで侵食が進んでいるので、
ぜひ今のうちに見に来て欲しいと、
館長さんからのメッセージでした。



夜にはライトアップもされているそうなので、
ぜひドライブがてら見に行ってみてくださいね!

土柱パラダイスの館長さんに、
感謝の気持ちを伝え別れたあと、
われわれT-1チームは、
「とある島」に向かい、西本と合流。
これで「T-1 JAPAN TOUR」は終了!!
‥‥のはずでしたが‥‥。
さて、続きは西本のレポートでご覧くださいね。

そして西本のレポートで、「とある島」の
「例の企画」の真相は分かるのか?!
いつまでひっぱればいいのか、
もはや私にはわかりませんが、
とにもかくにも全力疾走の西本レポートを、
本日もお楽しみください。

※展示場所の期間や場所などの詳細については、
 このページの下の方にあります展示場所一覧で、
 チェックしてくださいね。




<T-1 JAPAN TOUR4日目はこうだった!レポート>

金、土、日、月と4日間をかけて
北海道から沖縄までかけぬけた
T-1ミュージアム JAPAN TOUR。
総移動距離は…、えっと…。
…すみません。
計算できません。
とにかく終了しました。

今は香川県の直島にある
海辺のパオに
男一匹4人部屋に宿泊中。



日本全国に散らばった
T-1ミュージアムのTシャツが
9月にこの直島に集まり
すべてのTシャツを展示するミュージアムを
ここ直島で展開する予定です。

最終日の昨日は
沖縄→福岡→岡山→直島という移動。
初めての沖縄を
満喫したいところでしたが
お昼すぎには沖縄を出ないと
その日のうちに直島入りが
できない可能性があったので
ホテル近くのレンタカー屋を開店前に訪ね、
開店直後の朝8時に出発。
これ以上詰めようがないスケジュールで
那覇を出て沖縄市に向かいました。

一つ目にうかがったミュージアムは
沖縄市宮里にある
「毎日沖縄毎沖カフェ」さん。



この看板が目印です。
普段はお昼から開店するにもかかわらず
早い時間からお店で待ってくれていたのは
館長の大屋さん。



このミュージアムには
ここにきてランキングが急上昇中、
イスラエル「オーデット・エーザ」さんの
Tシャツが展示されています。



T-1ポスターの飾ってある入り口から
地下に降りていく吹き抜けのフロアに



存在感のあるTシャツが展示されてましたよ!
Tシャツの展示には
「壁貼付け派」と「宙づり派」の二つの
流派がありますが
こちらは「宙づり派」。



バックプリントもチェックできる上に



こうやってTシャツの疑似試着が楽しめます。



「8131」は沖縄方言の「ハイサイ」。
こちらはオーデット・エーザさんが
作ったタイポグラフィックソフトで
タイプされたもの。



今回のメインの仕事である
チラシとステッカーの補充も完了。
お話をうかがっていると
大屋さんの奥さんもやってきましたよ。



大屋さんの奥さんは
沖縄で唯一の動物園におつとめなのですが
「今日、このTシャツを
 動物園にもっていって
 お客さんに感想をもらってきます。
 ほぼ日にもレポートを送るので
 楽しみにしててくださいね」



夫妻でT-1を応援してくれてうれしいっす。
最後に大屋さんも着ている
「毎日沖縄Tシャツ」をぼくもきて
3人で記念撮影をしてお別れ。



本当は昼ご飯も食べていきたかったなあと
思いながら高速に飛び乗って
「南風原町」に向かいました。
「南風原」と書いて「はえばる」と読みます。
「みなみかぜはら」とレンタカー屋で
読んで笑われてしまいました。

「南風原町」にあるのは
デザイン事務所の「クラウドシティ」さん。



ここには深澤直人さんのTシャツが
事務所内のギャラリースペースに
外からも見える形で展示してあります。



出迎えていただいたのは
まさに沖縄系の顔立ちをした
館長の下地さん。



入り口には
「ここはT-1ミュージアムですよ」
というお知らせがあります。



デザイン事務所だけに
こういうのを作るのはお手の物ですよね。
「西本さん、外は暑いですから
 これでも飲んで」
と出されたのが



「いきなりビールかよっ!
 だからクルマで…」
と突っ込むと
「西本さんはこっちのほうがいいかな」



「こらっ、泡盛じゃないですか!
 だからクルマだから無理だって!」
冷えた「さんぴん茶」をいただきました。
下地さんはほんとざっくばらんな方なので
沖縄に住んでいる方も
この週末にたまたま沖縄に行く予定がある人も
「こんちはっ!」と「クラウドシティ」さんを
のぞいてみることをおすすめしますよ。



オリオンビールが
出てくるかどうかは保証しませんが‥‥。



「クラウドシティ」さんも
展示は「宙づり派」。
週末はこのTシャツをさかなにして
たくさんの仲間が集まってたんだとか。
オリオンビールからはじまって
泡盛になだれこみ、
そのうちだれかが踊りだして‥‥。
みたいなことがあったかどうかは
知りませんが、
ぼくも参加したかったなぁ。
その会。
天気もいいし、人もいいし。
沖縄最高だわ。
このまま泊まっていきたいところでしたが
福岡に行かねばなりません。
別れ際に下地さんの作ったTシャツをいただいて



「年内に沖縄で会おう」と固く約束をして
クラウドシティさんを後にして
那覇空港へ。



飛行機に飛び乗っていった先は
前日、時間がなくて
立ち寄れなかった福岡。



博多山笠を横に眺めながら



天神にある青山ブックセンターに向かいました。
ここには「佐藤可士和」さんの
Tシャツが展示されています。



事前の連絡もせず
3階のデザイン書籍コーナーにたどり着き、
Tシャツをみつけて



「すみません、『ほぼ日』の西本と申しますが」
と店員さんに声をかけると
「す、すぐに館長を呼びます!」
で、すぐに現れたのが
館長の松石さん。



「西本さん、昨日来るって
 ページに書いてあったから
 お店で3時間くらい待っている人や
 あきらかに『T−1』待ちと
 思われるお客さんがたくさんいましたよ」
とおっしゃるじゃないですか。
うちの糸井社長が来るというなら
まだしも。ぼくですからね。
それは全く予想してませんでした。
「だからステッカーも
 全部無くなっちゃって」
ということで手元にあった
ステッカーすべてをここに置いてきました。



天神西通りにある青山ブックセンターでは



入ってすぐの一階のフロアではなく、



三階のデザイン書籍売り場に
佐藤可士和さんのTシャツが展示してあります。
「T-1」参加デザイナーの関連書籍も
とりわけデザインに強い
青山ブックセンターですから
福岡一の品揃え。
みなさん、ぜひ行ってみてください。

と、ここまで書いたところで
杉江さんが部屋に入ってきましたよ。

西本:
「何?もうすぐ原稿書き終わるから
 ちょっと待ってて」

杉江:
「中林さんとも話したんですけど
 明日の朝ご飯は8時からということで」

西本:
「了解、了解。」

杉江:
「中林さんとも話したんですけど
 四国にまだ行ってないミュージアムが
 2つ残っているんですよね」

西本:
「えっ、まさか」

杉江:
「中林さんとも話したんですけど
 西本さん、四国もう一泊してきてください。」

西本:
「無理、無理!
 オレ、水曜日予定入ってるもん」

杉江:
「中林さんとも話したんですけど
 だから、四国で早朝から回って
 お昼すぎに戻れば
 あの人なら大丈夫だろうって。」

西本:
「まじかよ。下着のかえもないぞ‥‥。」

帰りに本当に四国のミュージアムを
まわることになるのか
まだ、わかりませんが
とにかくT-1JAPAN TOURは
ここで終了!

T-1は7月10日に向けてラストスパートです。
お近くにミュージアムがあるかたは
ぜひ、一度生でTシャツをみて楽しんでください。

あと、基本的にミュージアムの館長は
みなさん、「お話好き」。
これは実際に会ったぼくが言うのだから
間違いありません。
ぜひ、話しかけてみてくださいな。
たぶん、いろいろ面白い話を聞かせてくれるでしょう。

「あ、何、杉江さん?
 えっ、ブラジル負けたの!
 T-1で移動ばかりしてたから
 すっかりサッカーのこと忘れてた!」

おしまい。

(7月3日 月曜日深夜 ほぼ日乗組員 西本)



終わったのか、終わってないのか、
「T-1 JAPAN TOUR」。
それでもひとまずは、
みなさまほんとうにありがとうございました!
まだ、開館しているミュージアムへ、
ぜひ足を運んでくださいね!

そして、「例の企画」の真相は、
西本のレポートにあった通り、
直島で「T-1」のTシャツ24枚すべてを展示する
予定です。
そのときは、またお知らせしますので、
どうぞお楽しみに!

ご感想は、mail@t-1.ccまで、
何でもお気軽にメールをくださいね、
お待ちしております!




★T-1ミュージアムとは?

「T-1のTシャツを1枚、展示しませんか?」
という呼びかけに、答えてくれた48箇所の展示場所のこと。
「館長さん」とは、その展示場所の担当者さん。
それぞれのお店や会社、自宅などに、
Tシャツが1枚だけ展示、公開(個人除く)されています。
詳しく知りたい方は、「ほぼ日ニュース」でご覧くださいね。

■T-1ワールドカップはこちらから。
 http://www.t-1.cc/

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