シェフ スタートがちがう?

前回の曖昧な、
「うねうね、バッサー」感を
具体的にするために、
「はい!これね!(笑顔)」と渡されたのは、
紙ねんど。

紙ねんど?
「これで、どれくらのツバがあって、
 頭のどの位置にのるとか、模型をつくってみてください。」

みんなが紙を片手に、
モギコ発信の「シャーキ、シャーキ」、
はさみの擬音を横で聞きながら、
ぺったん、ぺったん。

「シャーキ、シャーキ」
「ぺったん、ぺったん」

紙粘土は、すぐカタチができるので、
ほら、できた!

もう、なんか手の上に小鳥がのってるかんじでしょ?
なんて、メルヘン。ああ、なんか貴族っぽい。
チュンチュン〜(鳥)
スソせんせーい!できました〜!!



「あれ?顔は?」



なんか貴族っぽい顔は無理です、先生。
モーツァルトもびっくりなカツラをつくるのは、無理です。

「いや、卵で、大丈夫。
エイのしっぽも付けてみましょうか。」

そうですか、なんか貴族の顔は卵ですね。
そう、エイはしっぽが大切。ここで、エイらしさを出さないと!
しっぽ…、ねぇ、エイのしっぽってどうなっているの?
…。しっぽは、あとで調べてしっかり付けるとして、
とりあえず、模型+なんとなくしっぽ付き完成!!



結局、スソ先生のスタジオでは
模型をつくっただけで、あとは、宿題になりました。
スタートから出遅れてしまいました。とほほ。

紙の模型は、下の台と上の台に分かれて、
まずは、はかってもらった頭のサイズにあわせて、
下の台をつくります。

上の台は、三角にきった紙をセロテープで
つないでおおきくしていきます。
貴婦人のエイは、すこしゴージャスなので、
三角がどんどん足されて、
ツバがどんどん広がっていきます。
気がつけば、こんな状態。



あとは、奇麗に整えて、完成。
かぶると、ちゃんと
「うねうね、バッサー」になっている!!





お〜!!いいんじゃないの〜??
ねえ、ねえ、なんか貴族じゃない?

でも、気をゆるすと、
ほら、
シャンプーハット!



スソせんせーい!できました〜!!

 


スソ先生のアドバイス
紙ねんどで模型をつくると、
具体的な大きさがみえてきますね。
それにあわせて、ツバのうねうねの量や
大きさをみていきましょう。
エイはクラウン(頭の収まる所)から
ブリム(つば)の曲線がなだらかの方が感じがでそうですね。
根気よく紙を継ぎ足して、うねうねさせていきましょう。
かぶったらわかると思いますが、
紙でも量があるので、けっこう重い!
生地を選ぶときに、軽い生地を探すようにしないとね!

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