エラヤルヴィのダンスホールについたら、
おじさんだらけ‥‥。
おじさん密度がすごすぎ!
いきなり結論になってしまうかもしませんが、
おじさん達の顔、いいですね。
みんなそれぞれいい顔をしていらっしゃる。
さあ、自分も同じようにいい顔になるのかなあ?
と比較しちゃいます。
でも、やっぱりおじさんも女性が必要なんだなあ‥‥。
みなさん、パートナーの腰に手をかけて、
嬉しそうでした。
国々によって、ダンスの時の
「寄り集まり方」が違いますね。
フィンランドの人は、じわじわ〜っと、
じんわり集まってダンスしてました。
「おい、お茶!」的に「踊るぞ!」でもないし、
「あ・うん」の呼吸というのかな。
それは夫婦なりカップルの
長い長い時間からくることなのかもしれません。

何年か前にブエノスアイレスに行ったのですが、
アルゼンチンと言えば、「タンゴ」ですね。
なんだか、とってもセクシーでしたよ。
音楽もそうですけれど。
ブエノスアイレスでもプロばかりだけではなく、
一般の人が気軽にダンスパーティーをしていて、
そのことを「ミロンガ」って言うんですって。
そこで面白かったのは、
女性と男性がホールの片隅に別々に座っていて、
女性はもう男性からの依頼を待つのみ。
これ、ナンパ???
女性から踊るのを誘ってはいけないんですって。
踊り方も男性がいつもリードしなければいけないとか。

ブエノスアイレスでは、やっぱり歳が幾つになろうと
ダンスって「男と女」の世界なんだな〜、
って思いましたけど、
エラヤルヴィのダンスホールで見たのは、
ちょっと「盆踊り」に近いのかな?
コミュニティーがあって、
昔からの人たちが集まって、
じんわりとふんわりと、
穏やかな時間が流れて、
一歩外に出れば、湖があって。
僕も大変、居心地が良かったです。
ところで、街歩きしての、おじさん探し。
前回、ヘルシンキの街はグレーだった、
なんて書いてしまいましたが‥‥
そのグレーは、「じんわり」感だったのかもしれませんね。
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