白いシャツをめぐる旅。
HITOYOSHIシャツの再生産分、12/13(火)に110枚を入荷します。

九州・熊本のHITOYOSHIシャツさんの協力でつくった、
伝統的なメンズシャツをベースにした白いシャツ。
パターンは同じでも、グレーディングを変えることで、
「肩や身幅がフィット、袖が長い」タイプと、
「肩や身幅はゆったり、袖が短い」タイプがあります。
男性はスッキリと、女性はかわいらしく着られる
ジェンダーレスなシャツですから、
ふたりで共用にしてもいいですし、
2枚を取り換えっこして着るのも楽しい。
発売してすぐに完売したこのHITOYOSHIのシャツ、
ようやく再生産分ができあがりました。
12月13日(火)午前11時より販売します。

[XS、Sサイズの特徴]

XSとSは、ドロップショルダーで、袖が短め。
胸回りはたっぷりとしていて、
胴回り(ウエスト部分)にはくびれがありません。
前丈を短く、後丈は長く。
裾はパンツやスカートに入れてもいいですし、
ふんわり出して羽織るように着てもサマになります。

これは「女性のために考えたシャツ」ですけれど、
男性が着てもOK。
ドロップショルダーと短い袖のため、
うーんとカジュアルな印象になります。
男性はカフスのところがかなりタイトになりますから、
細めのかたはそのままでもいいですけれど、
ボタンが留まらないときは、めくってどうぞ。
(男性には、そのくらいのカジュアルさです。)

そして女性が前ボタンをふたつ開けて、
「抜いて」(後ろにちょっと落とし気味にして)着るとき、
胸の見え方がきれいになるよう、
第2ボタンの位置を調整したり、
衿の大きさを「大きすぎないよう」にしたり、
そんな工夫をしています。

[M、Lサイズの特徴]

Mサイズ、Lサイズのシャツは、
男性が着ると「しゅっとして見える」かたち。
肩の縫い目はちょうど肩の関節にくるようになっていて、
袖は、ジャケットを着たときにすこし出るように長めです。
胸回りにくらべて胴回りがすこし絞ってあるのは、
男性はこのほうがきちんとして見えるから。
ズボンにインすれば仕事にも着ていけるし、
日曜日は裾を出してカジュアルにも着られますよ。

このシャツはジェンダーレスですが、
方向としては「男性向け」で、
女性が着るときは
「あえて、ちょっと男性的で
 オーバーサイズのシャツを着る」
とうイメージです。
袖をちょっとらんぼうにくるくるっと巻いたり、
あえてうんと胸を開けて、
インナーをちらりと見せたり。
いろんな着方が楽しめそうです。

[サイズ]
◀女性向け・ゆったり▶ ◀男性向け・スッキリ▶
サイズ表記 XS S M L
衿回り 35 36 39 41
胸回り 106 110 108 114
胴回り 103 107 97 103
裾回り 102 106 104 110
肩幅 55 56 43.5 45.5
前丈 68 70 74 75
後丈 73 75 74 75
袖付回り 43 44 46 48
カフス丈 22 23 24 25
裄丈 76.5 77.5 84 86
◀男性が着ると カジュアルに▶ ◀女性が着ると かっこよく▶
[仕様]

素材は、綿100%の「ツイルセルビッチ」。
ボタンダウンシャツは、アメリカ的な流れでいうと
ざっくりと粗く織ったオックスフォード生地が主流ですが、
今回は、女性がオーバーサイズで着たときに、
「あえてそれを選んでいる」というムードが出るように、
オックスフォード的な粗さを多少残しながらも、
やわらかく着てもらえるこの「ツイル」を選びました。
洗濯もらくで、洗いざらしのシワを
あまり気にせずに着られる素材です。
(もちろん、パリッとアイロンをかけてもいいですよ!)

素材づくりに使ったのは、旧式のシャトル織機。
この織機は、織るスピードが遅いため、
糸にあまりストレスやテンションをかけず、
ふっくらとやわらかに仕上がり、
シャツを仕立てて着たときには
縦のきれいなドレープ感がうまれます。
袖の内側にブルーのラインがちらっと見えるのは、
シャトル織機ならではの、セルビッチという
生地の「耳」です(デニムの朱いラインと同じです)。

背中に入っているプリーツは
「インバーテッドプリーツ」。
よくメンズシャツの背中にある
ボックスプリーツを裏返した状態のものです。
メンズシャツのディテールとしては伝統的なものですが、
最近ではちょっと珍しいタイプのプリーツですから、
チャームポイントにもなるとともに、
腕や背中の可動域をひろげる
実用的なデザインでもあります。

[価格]
¥17,280(税込・販売手数料別)
[これまでのHITOYOSHIシャツ関連コンテンツ]

その01 ことしのシャツは「ふたりで」着たい。

その02 たくさん話し合いました。

その03 HITOYOSHIの工場を訪ねました。

その04 HITOYOSHIでこんなシャツをつくります。

その05 シャツのアイロンってどうかけるの?

「白いシャツをめぐる旅。」
HITOYOSHIシャツの再生産分は
12/13(火)午前11時より販売開始です。
STAMP & DIARYの
バックタックドレス(白)もあわせてならびます。
どうぞおたのしみに!
2016-12-09-FRI