「ほぼ日」で販売している摘み草ブレンドティー、
にほん茶、そして中国茶、
この3つのお茶のコンテンツで共通して使える
マグやグラス、ティーポットなどをあつめてつくった
「ほぼ日のCUP SHOP」。
第2回目は、陶芸作家の岡田直人さんが登場。
また、石原稔久さんの新作もならびますよ!
以前、伊藤まさこさんの連載「白いもの。」にも
登場いただいたことがある岡田直人さん。
小松の九谷青窯(せいよう)という窯で修業ののち
同地で2004年に独立、作陶を続けています。
岡田さんのつくるうつわの素材は「半磁器」。
磁器と陶器の間のもので、
手になじむあたたかさがありながら、
日常の道具としてじょうぶ。
岡田さんはそのかたさとやわらかさのバランスが
「道具感」のあるうつわとしてちょうどよいと感じ、
ずっと使っています。
磁器の粘土は、陶石を砕いて、
水簸(すいひ)をして、
上のほうの泥状のものを使います。
上のほうの粘土は、
粘度が高く、ろくろがひきやすのですね。
そして下のほうに沈んだ土は、
重く、かたく、粘度も低いので腰がなく、
ろくろびきに向いていないといわれ、
ずっと捨てるところと思われてきたところ。
けれども九谷のある粘土屋さんが
ねばりの粘土と独自のブレンドをして、
つくりだした土を岡田さんは使ってます。
岡田さんの考える、日常に使ってもらえる
道具としてのうつわができる土だからです。
古典技法やふるいうつわの好きな岡田さんは、
釉薬に「錫釉」を使っています。
これはデルフトというオランダの陶器の
ぽってりとした厚みと独特な白い色のもとになるもの。
強度もある釉薬なので、じょうぶな生地に、
さらにじょうぶな釉薬を使うことで、
しっかりした日常使いによい
うつわになっているのです。
*いずれも税込・販売手数料別
¥7,020
¥10,800
¥3,672
¥3,780
¥2,484
¥3,240
武蔵野美術大学の彫刻科出身の陶芸作家、
石原稔久(としひさ)さん。
故郷の福岡に窯を開き、
彫刻の技法で、うつわから人形まで
いろいろな作品をうみだしています。
もともとはろくろを使わずに
「手で彫る」方法でつくっていた石原さん。
最近はろくろも使うそうですが、
それでも仕上げは手で表面を削り、
彫刻のように仕上げています。
とても手のかかるつくりかたですが、
それだけに、生み出されるうつわは
一点一点が強い個性と魅力にみちています。
今回、ここにならぶのは3種類のマグ。
お酒を飲まず、コーヒーやお茶が好きな石原さんだけに
そのかたちはとても使いやすく考えられています。
ひとつは、以前から石原さんが
自宅やギャラリーで使っていた黒いマグ。
そしてほかのふたつは、新作の、
まるいかたちをしたマグで、
口のまっすぐなタイプと、
ひろがっているタイプがあります。
(石原さんにとっては同じものなのですけれど、
「ほぼ日」で2タイプに分けました。)
*いずれも税込・販売手数料別
¥5,400
¥5,400
¥5,400
冬の「tretreの摘み草ブレンドティー」は
12月13日火曜日午前11時より数量限定販売です。
2016-12-09-FRI