やさしいタオルってなに?

このページでは、「やさしいタオル」って、
いったいどんな製品なんだろう、
ということをお伝えします。
初めて「やさしいタオル」を知ったという方も、
知ってはいたけれど、
詳しくは知らなかったという方も、
よかったら、お読みくださいね。

はじめに

「まいにち、お気に入りのタオルを使いたい!」
これが開発のきっかけです。

開発に入った最初のきっかけは、
当時「ほぼ日」があったビルに
ワークアウトのジムができたことでした。
新しいもの好きの「ほぼ日」乗組員たち、
運動不足やらダイエットやら、
それぞれ目的こそちがえ、
さっそく会員になってトレーニングを始めました。

そこで、ハタと気がついたんです。
ジムに持っていく”お気に入りのタオル”がない、と。
使いやすくて、軽くて、
ちょっとオシャレなタオル‥‥。
たしかにそうです。
なかなかほんとうに気に入ったタオルって
持っていないものです。
ジムだけではなく、一日の始まりに顔を洗う時にも、
一日の終わりにお風呂に入るときにも、
“お気に入り”と、自信を持って言えるタオルは
なかったのでした。

では、自分たちの本当に欲しいタオルって
どんなものなんだろう?
と考えたのが、
この「やさしいタオル」のはじまりなんです。

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コンセプト

「ほぼ日」が考えた「いいタオル」の条件。

・肌触りがよいこと。
 (さわりたくなる、さわりごこち)
・吸湿性がよいこと。
 (とにかく、すうっと吸ってくれる)
・使ってるうちに古びないこと。
 (使っても使ってもふんわりしていてほしい)
・洗いやすいこと。
 (ふつうに、洗濯機でどんどん洗いたい)
・乾きやすいこと。
 (干しやすい乾きやすいって、大事!)
・いつも持ち歩きたくなるようなデザインであること。
 (部屋においてもインテリアの一部になるくらい!)

これが「ほぼ日」の考える理想のタオルです。
生まれたての赤ちゃんや、
お年寄りまでも満足するようなタオル。
そんなイメージを出発点にして、
「やさしいタオル」と名づけたこのタオルの、
追求の旅がはじまりました。

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構造と素材

パイルとガーゼの二重織りのタオル。

ガーゼは、ケガをしたときの包帯から、
赤ちゃんの産着にまで使われる
通気性・吸水性抜群の
とても肌にやさしい素材です。

いっぽうタオルのふかふか感をきめるのは
一般的なタオルで使われているパイルです。

この両方のよさを兼ねそなえるべく、
「やさしいタオル」は片面がガーゼ、
もう片面をパイルという、二重織りになっています。

やさしく、高機能のガーゼ。

「やさしいタオル」のガーゼ面は、
さらっとした木綿のような風合いを大切にするために、
ちょっとざっくりとした、
太めの糸を使って作っています。

吸水性にすぐれているので、
顔の汗でも、軽く押しあてるだけで、
さっと吸収していきます。
お化粧をしている女性も、
化粧の上からそっと汗をおさえるのに、
このガーゼ面が重宝します。

片面をガーゼにしたことで、
両面がパイルのタオルに比べると、
びっくりするほど軽く、
洗濯した後も、早く乾くタオルになりました。

ぜいたく過ぎてもいい。パイルには、綿のエリートを。

「やさしいタオル」のパイルは、
世界のコットンの生産量の0.5%にも満たない、
超長繊維綿のなかから、アメリカ南西部で
燦々と太陽をあびて育った
ピマコットンを100%使っています。
このピマコットンは、
繊維が長く、毛羽がでにくいので、
ふんわりと糸を撚ることができます。
そのため、きもちのよい手触りのパイルを実現できました。

ふっくらとしたハリとコシ、光沢をもたせるために
さらに特別な加工をほどこしています。

スーピマコットンを使うだけでも、
たいへんぜいたくなことなのですが、
「やさしいタオル」では、
パイル面で使う糸に、ふっくらとしたはりと、
エレガントな光沢をもたせるために、
「LA加工」という特別な加工をほどこしています。

一般的に、綿繊維は乾燥すると水分が抜けた分、
ぺちゃんこになり、細かな、目に見えないしわができます。
そして、洗濯と乾燥を何度も繰り返すうちに、
そのしわが増えて、次第に全体が型くずれしていきます。
ところが、このLA加工をほどこすと、
一本一本の糸がふっくらして、
乾燥しても、繰り返して使っても、
ぺちゃんこになりにくい糸になります。

LA加工あり
▲断面 ▲側面

LA加工なし
▲断面 ▲側面

ふっくらとやわらかくなった糸で織ったパイルは、
ハリとコシ、光沢がでて、
ひとつひとつのパイルが乱れて、
寝てしまうことを防ぎます。

▲LA加工あり ▲LA加工なし

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つくりかた

タオルの本場、四国・今治市で
ゆっくりていねいにつくっています。

製作を担当しているのは、
四国・今治市にあるタオル工場、“花椿テリー”。
高い技術をもつ職人を擁し、
片面パイル、片面ガーゼという
私たちの作りたいタオルを製品化するための
充実した設備をもった工場です。
じつは、スーピマコットンに
さらにLA加工をほどこした糸は、
つるつると滑りやすく、
織るのが難しいといわれています。
「やさしいタオル」は
“花椿テリー”の技術と経験があるからこそ、
美しく仕上がるのです。

「やさしいタオル」はそのつくり方にも
工夫をこらしています。
糸のより方、生地の織り方、染めの手法、
四国山脈の伏流水をつかった洗い方など、
その工程についてのくわしいことは、
ぜひ、こちらのページをごらんください。

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