こぐれひでこさん
小暮徹さん
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  「ほぼ日手帳」は、マネージャー。
来年も、人を雇わなくてすみます。
(こぐれひでこさん)


ぼくのは、うちの菜園で獲れた収穫物を書いてるから、
「農業手帳」だな。
(小暮徹さん)


使ってます! ほぼ日手帳
小暮徹さんと
こぐれひでこさんご夫婦の場合

ほぼ日手帳は、スケジュール管理としてだけでなく、
「生活を楽しめるように」と開発している手帳です。
そこで、今回、「生活を楽しむ達人」みたいな人に、
ほぼ日手帳の使いかたをお聞きしたら、
とっても参考になるんじゃないかしら...と、
「ほぼ日手帳」をお使いのお知り合いの方を
見渡してみたところ、
ぴったりのかたがいらっしゃいましたよー!
しかもご夫婦で!

2002年の初年度から、
そろって「ほぼ日手帳」をお使いくださっている、
カメラマンの小暮徹さん(以下とおるさん)と
イラストレータのこぐれひでこさん(以下ひでこさん)の
ご夫婦です!



代官山の駅からほど近い閑静な住宅街にある
お二人のお住まい。
この日は、朝から快晴、まさに小春日和。
太陽の光が、全面ガラス張りの窓からふりそそいで、
思わず東京にいることを忘れてしまうくらい、
とっても気持ちいい雰囲気の中、
ご夫婦でのんびりと、
手帳について語り合っていただきました!

お料理や食べることがとてもお好きだというお二人のお宅には、
中庭や屋上には菜園もあって、
そこで育った野菜が食卓に並ぶ日も多いそうですよ。
この日も、菜園のお話からはじまりました。







 
夫婦でも、手帳の中身は、まったく別?

とおる 僕、手帳を持ち歩いたりすると、ヤバイのよ。
すぐなくしちゃう。
だから、この手帳も、
ずっと、テラスのところに置いておいて、
うちの菜園の収穫物をメモするようにしているの。
きゅうり、ゴーヤ、メロン、ナスとか、
いろんなものが採れるんだ。
毎日、何か採ってるからね。
いまは、収穫物だけを書いているけれど、
来年は、菜園の計画も書けばいいんだよな。
そうだな、来年は、“農業手帳”にしよう!
(ページをペラペラめくりながら‥‥)
あとは、この日は、
「日本対ヘルツェゴビナ‥‥がっかり。」
って書いてある。
これは、サッカーだな。


なす1 トマト中4 ミニトマト トマト小6
のあと、こんな書き込みが。
NHK取材 Kyon+Itoi+Nagata
『糸井重里のおいしい野菜つくっちゃいました』
のときのものですね。
ひでこ わたしも、ときどき、そういうこと書いてるんだあ。
でも、わたしの場合、ほとんど、
スケジュールしか書いてないな。
―― スケジュール管理は、
お一人でやってるんですか?
ひでこ マネージャーも事務員もおりません。
いるとかえってめんどうかなあと思って。
私の仕事は、人に動いてもらう仕事じゃなくて、
結局自分でやらなきゃいけない仕事でしょ。
だから、マネージャーは、必要ないんです。
打ち合わせの予定とか、撮影予定とか、
ともだちの展覧会の日程とか、
お仕事からプライベートまで、
あらゆる予定を書いてます。
あとは、締め切りを、
だだーーんっと、書いていたりしますね。
―― ひでこさんは、2004年版は、
深緑色をお使いのようですが、
お好きな色なんですか?
ひでこ いや、そういうわけじゃなくて、
以前使っていた手帳も、10年くらい使ってたんだけど、
ある年は、黒だったり、またある年は、茶色だったり、
毎年、色を変えてたの。
そうすれば、色でいつの年の手帳だったか
すぐ、わかる
でしょ。
「ほぼ日手帳」も、
最初の年から使っているから3年目だけど、
最初の年が紺色のカバーで、
去年は、赤いカバーを使ってから、
毎年色は、変えてるんですよ。



「ほぼ日手帳」は持ち運ぶのにも、
ちょうどいいサイズですよね。
あと、1日1ページっていうのも好き。
書くスペースがけっこうあるから、
ばーっと、たっぷり書けるじゃない。
とおる やっぱり、よく使ってるね、ひでこさん。
ひでこ うん。メモ魔だからじゃない?
あと、わたし、マネージャーいないから。
(2003年版の、赤いカバーの
 ほぼ日手帳をペラペラめくりながら‥‥)
9月17日桐島家女児誕生。
ローランド家ですね。
11月9日、衆議院選挙。
自民党241 民主‥‥
これ、たまたま書いたんでしょうね(笑)。
とおる そういうことを、ちゃんと書いておくと、
なんだかんだ、いいことあるの?
ひでこ こういうの読み返すと、面白いじゃない。
こうして、前の手帳を読み返してみると、
わたし、ちゃんと使ってたんだね。
えらかったね。

   









 
ペタペタ貼るの、大好き。

ご存知、ひでこさんの『ごはん日記』は、
かれこれ、連載期間が5年ちかくにもおよぶそうです。
「そんな毎日、いいもんばっかり食べてないですよ。
 おせんべい2枚ですませるときもあるし・・・・
 そういうときも、ありのまま載せてます。」
とおっしゃるひでこさん。
ちなみに、この日の朝食は、
とおるさん手作りの豆乳をつかって、
“豆乳なべ”を食べたそうです。
ご夫婦で、交代で味付けをしたりして、
とっても仲良しなお二人の手帳談義は、さらにつづきます。


ひでこ 実は・・・・
いまは、こういう大きいノートもサブで使ってます。
「ほぼ日手帳」の1日ページでも
メモ魔の私にはちょっと足りないので‥‥


『ごはん日記』のためのメモもこのノートに。
とおる なんでそんな大きいノート持ってるの?
ひでこ こっちは、あれよ、“ごはんメモ”。
あと、名刺を貼ったりもしてるよ。
そうするとさ、
「あの人に会ったのは、いつだっけかな?」
ってときに便利でしょ。
とおる ああ!
名刺貼るのいいね。
来年は、僕は「ほぼ日手帳」を2冊にして、
1冊は、農業日記にして、
もう1冊は、名刺を貼るのにしよう。
僕、名刺の管理、すっごく困ってるのよ。
僕は、やっぱり、予定を書く気には
全然ならないなあ。
ひでこ あなたは、マネージャーがいるからいいけどさ、
わたしは、書かないと忘れちゃうもの。
とおる 僕は、コンピュータに予定を入れてるの。
ひでこさんも、マックにしましょうよ。
ひでこ それは、ぜったいイヤっ!
だって、予定を見たいときに、
コンピュータじゃ、すぐ開けないもん。
だってさ、「あれは、いつだっけ?」と思ったときに、
この手帳だったら、すぐ開けるからいいの。
とおる ひでこさん、時間にきびしいんだよなあ。
「何は、何年の出来事だった。」とか、
そういうことも、すごくよく覚えているもんねえ。
僕は、反対に時間的なことは、一切気にしない。
それに、僕は、だいたいのことにきびしくないよね。
やさしい夫だよね?
ひでこ (チラっと、とおるさんを見ながら‥‥)
まあね。
―― ところで、この見返しに記したメモは‥‥
ひでこ あっ、これ、町田の方で迷ったときに、
とっさにメモしたんだ。
「町田街道」って書いてある。
わははははははっ。

とおる ここは、使うよね、ふつう。
(と言いながら、ご自身の手帳の見返しにも
 なにやらメモらしきものが‥‥)


ご夫婦で、見返し部分をメモとして使用。

さすが、ご夫婦、
こういうところで思わぬ共通点が。
大胆といいますか、おおらかなお二人の性格を
物語っているような気がします。
でも、こういうところに書いてくださっているのは、
ふだんから使ってくださっている表れだなあと
ちょっとうれしくなりました。


―― ひでこさんは、貼るのがお好きなようですね。
「ほぼ日手帳」や、もう1冊のノートにも
いろいろなものが、
いっぱい貼ってありますね〜。
ひでこ 貼るの大好き。
ペタペタなんでも貼っちゃう。
(手帳に貼ってあるご自身の本の表紙の
 縮小コピーを見つけて‥‥)



うわっ、この表紙があるってことは、
これはまだ、パートナーの連載をやってた頃だ!
(また、別のページをめくりながら‥‥)
そうかあ、去年のいまごろは、
まだ、「今日の料理」をやってたんだあ‥‥。
やっぱり、やった仕事を、
こうやって、記録しておくのはいいね、楽しいわ。
これ、来年から、また復活しよう。
今年の手帳には、
ほとんどこういう記録をしてないから、反省。
80歳になったときに、振り返れるように、
そろそろ年寄への準備を着々としないとね(笑)。


来年は、2冊にしようっと。

ひでこ 2005年は、わたしは、黄色!(マンゴー)
けっこう、こういう色好きだからな。
オレンジの革もいいね。
そうだ、2冊にしよっと。
この黄色とオレンジの組み合わせいいなあ、
かわいいね。
とおる 僕、なんでもいいな。
あ、でも、この“グリーン”が農業日記になりそう。
これ、いいじゃん。
とおる (4ヶ月くらい使い込んだ、
 ベージュ革を見ながら‥‥)
いいじゃん、僕、もう1冊はこれにしよう。
来年は、もっと使い込んでいこうかな。


とおるさん、ひでこさん、
楽しいお話をありがとうございました!!
「性格がちがうし、手帳の中身もまったくちがう」
とのことでしたが、
お二人とも、見返し部分にメモしているあたり、
やっぱりご夫婦ですよねえ。

お二人が、明るく、健康に、たのしく
暮らしていらっしゃるようす、
ほんとうに素敵でした。
2005年の「ほぼ日手帳」には、
いったいお二人のどんな生活がつづられるのか、
また、ぜひ、来年のいまごろ、
お話を伺わせてくださいね!!
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