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ご存知、お笑いコンビ・ココリコの田中直樹さんも、
2006年版から「ほぼ日手帳」を使ってくださっています。
田中さんは、この手帳を、
どんなふうに使っているのでしょう?
「ほぼ日」乗組員の耳に入ってきた情報では、
田中さんは「ほぼ日手帳」の下の言葉を読むのが
とてもお好きだそうですが‥‥



 
田中 僕は、「一気読み派」で、
まず、「ほぼ日手帳」を手にしたら、
手帳の下の言葉を
一気に365日分、読んでしまいます。
本を読むように、
この手帳を「読む」のが好きなんです。
一気に読み終わったら、
あとは、日々手帳を使いながら、
あらためて、その日ごとの言葉に出会うと、
「ああ、今日はこの言葉の日かあ」
なんて思ったりしてますね。
手帳とは関係ないのですが、
この間、人から聞いた話で、
1年365日の中で、ほんまに体調のいい日って、
3日しかないんですって。
あとの残りの日は、
「ちょっと疲れてるなあ」とか、
「風邪っぽいなあ」とか、
「肩こってるなあ」とか、
何かしらあったりするのですが、
年に3日だけ、そんなことも気にせず、
ひたすらゴキゲンにすごせるらしいんですよ。
僕、そういう話を聞いたりするのが好きなんですが、
この手帳も、そういう「へええ」っていうような言葉を
1日1個ずつ読めるのがうれしいんです。
── 手帳の下の言葉の中で、
とくに、田中さんの心に残っている言葉はありますか?
田中 はい、あります。
今年の「ほぼ日手帳2006」の
1月9日のページに載っていた、
(註:「ほぼ日手帳2006 SPRING」は1月9日です)
萩本欽一さんの言葉、
『したくない仕事しか来ないんです。
 でも、運は、そこにしかない。』
これ、最初に読んだとき、
めちゃくちゃいい言葉だなあと思いました。
若い頃の自分に教えてあげたい言葉です。
昔は、いまみたいにテレビの仕事もなくて、
劇場の舞台に立つ仕事ばかりでした。
週に5、6日、月に20日以上、
舞台に立っていました。
仕事がそれしかなくて、当時は
「なんや、劇場ばっかりかあ」
なんて思っていたのですが、
いま考えてみると、
舞台でやっていたネタもそうですし、
先輩がいて後輩がいて、さらに客演の人もいる、
そんな共演者との絡み方もそうですし、
いかに、そのときに足腰が鍛えられていたか、
心からそう思います。
いまやっている仕事には、
少なからず、若いときの舞台での経験が
生きているんです。
その当時は気づかなかったけれど、
たしかに、チャンスは、
そこにしかなかったんですよ。



 
── 田中さんはふだん、「ほぼ日手帳」を
持ち歩いていたりすることもあるんですか?
田中 はい。
「ほぼ日手帳」は文庫本の大きさだから、
カバンに入れて持ち歩いたりするのに、
ちょうどいいんですよね。
たとえば、DVD『ペルソネル活動』
製作会議のときには、
「ほぼ日手帳」を持って行くことが多かったです。
そうすると、他にも持っている人がいたりして、
「この日の、この言葉がいい」
なんてお互い言い合ったりしてました。
持っている人どうしで、妙に会話が弾んだりするのも、
この手帳の面白いところですね。
── 田中さんの「ほぼ日手帳」の中には、
おもにどういうことが書かれているのか、
教えてもらえますか?
田中 僕は、おもに、ネタ帳として使っています。
いや、もっと言うと、ネタのネタ、
「元ネタ帳」というのが正確ですね。
なんとなく頭に浮かんだことを
「ほぼ日手帳」に箇条書きで書いています。
「下北沢の古着屋さん」とか
「焼き鳥屋のおばあちゃん」とか
ただのメモとして書くようにしています。
それで、あとでネタを本格的に考えるときに、
手帳をペラペラめくって、
そういう単語みたいなメモが
ヒントというか、きっかけとなって
ネタとして形をつくっていきます。
たとえば、『ペルソネル活動』の中で、
携帯をなくした話があるのですが、
その場合、手帳には
「携帯をなくした話」というようなメモだけが
書いてあるんです。
僕にとっては、「ほぼ日手帳」に書いていることは、
「ネタの出発点」ですね。


── DVD『ペルソネル活動』の製作が一段落して、
今後、田中さんの「ほぼ日手帳」に書いてあるメモが
形になったものは、どこで見ることができますか?
田中 先日、リリー・フランキーさんと話していて、
リリーさんが、
「手を止めちゃいけない」という話をされていたんですね。
「どんな駄作でも作らなければいけない」と。
ローリングストーンではないのですが、
「止まったら、苔がついてしまうぞ」と。
たしかにそのとおりやなと思います。
僕自身、『ペルソネル活動』のあと、
舞台をやっていて、それも終わったので、
いまは、相方の遠藤とのコント、
コンビネタをつくっています。
ココリコのネタは、
「こんなことをやりたい」というベースは
僕がつくっていって、
実際に遠藤と合わせたときに、
遠藤がツッコミで言ったことなんかを
取り入れていきながら、どんどん揉まれていきます。
僕がつくったベースに乗って、
遠藤は遠藤の遊び方をしてくれるんです。
だからこそ、ここまで続けてこれたのかもしれません。

 
── 来年2007年版の「ほぼ日手帳」は、
どれをお使いになりますか?
田中 僕は、これ、「シャンパンゴールド」にします。
理由? うーん、直感ですが、
「来年の自分に合いそうだな」
っていう感じですかね(笑)。
あと、かみさんには、
この色「グレープブルー」に決めました。
これも、ただの直感です!


── ところで、2007年版の「ほぼ日手帳」には、
田中さんご自身の言葉も載っていますが‥‥
田中 載るって聞いたときは、めっちゃうれしかったですよ。
でも、僕の言葉でええんかなと思って‥‥。
ちなみに、僕の言葉のページは、
3月10日と5月20日ですね。
いやあ、光栄です、ありがとうございます。


田中さん、どうもありがとうございました!
来年の田中さんの「ほぼ日手帳」にも、
ココリコのコンビネタの元ネタになるようなメモが、
書き込まれるのでしょうか。
また、3月10日と5月20日の田中さんの言葉とは、
いったいどんな言葉なのでしょうか‥‥!
「ほぼ日手帳2007」をすでにお持ちの方は、
チェックしてみてくださいね。


田中直樹さん(ココリコ)プロフィール
「水10!ココリコミラクルタイプ」
「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」
「いきなり!黄金伝説。」など多くのテレビ番組に
レギュラー出演をするかたわら、
映画にも多数出演。
また、田中直樹さん個人の笑いワールドを伝えるべく
全5巻にわたるDVDシリーズ
『ペルソネル活動』の製作(R&C Japan)も
精力的に行っている。

『ペルソネル活動 V』のリリースを記念して行われた
田中直樹さんと糸井重里の対談は
本日12月11日21時から
CS放送『ヨシモトファンダンゴTV』にて放送されます。
2006-12-11-MON
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