ミナ ペルホネン・皆川明さんデザインの扇子です。
繊細なタッチで、扇面いっぱいのおおきな木と、
その上でひとやすみしていることりが描かれています。
老若男女どんな方にも、使っていただけそう。
裏面は、きれいなグリーンが貼り付けてあるので、
表裏で表情のちがいをたのしんでいただけます。

今回、描きおろした絵で、
「おおきな木 と ことり」というタイトルをつけました。
扇子ですので、
まずはやはり涼しい景色がいいと思いまして、
広がる樹を一面に。
そして扇子ならではの
開いたり閉じたりする動きの中に、
見え隠れするものがあるとたのしいかな、と。
小鳥を一羽。

この扇子をやらせていただいたのは、
ぼくからお願いしたことだったんです。
昨年、ほぼ日手帳の公開対談におじゃましたときに
「雨ニモマケズ」の扇子をいただいて、
すてきだなぁと思って、
糸井さんに「ぼくもやりたいです」と。

画材には鉛筆と色鉛筆をつかいました。
その質感が出るように、
素材としては紙の扇子を選ばせていただきました。
濃淡をとてもよく表現してくださって、
すてきな仕上がりです。