ほぼ日のジャムの新シリーズ”感じるジャム”は、
さまざまな果物を組み合わせてつくった、
ミックスジャムのシリーズです。
ポイントは、小菅くみさんが
大量に試作したジャムのなかから、
糸井重里がなかでもおいしいものを厳選し、
細かな調整を重ね、完成させたジャムであること。
口にすると、いろんな果実のおいしさがひろがります。

“感じるジャム”の製造にあたっては、
「うちのいつもの」として使いやすいように、
「買いやすい価格」と「常時販売」をめざしました。
工場での製造工程については、
あえて一般的なジャムと同じやり方にすることで、
「おらがジャム」より手頃な価格に抑えています。
(これは「おらがジャム」が
 時間と手間のとてもかかる製造方法を
 採用している、ということでもあります)
材料には手に入る冷凍の果実のなかから
とくにおいしく、安全な材料を
サンクゼールさんに選んでいただきました。
「材料と配合だけで、ここまでおいしくなるんだ!」と
おどろかれるかたもいるかもしれません。

また、今回販売する「みっくすベリージャム」は
5種類のベリーを組み合わせて作った
ミックスジャムです。
使っているのはブルーベリー、ストロベリー、
ラズベリー、クランベリー、ブラックベリー。
いろんなベリーの重層的な味のたのしさと、
レモンなどを入れていないことによる
果物そのものの味わいをたのしめるのが、
他のベリージャムと比べての特長です。
あまく、すっきりとした味わいで、
くだもの自体のいい香りがします。
どこかきらきらした味の印象もあります。

使用しているそれぞれのベリーは、
ブルーベリーは北米(アメリカ・カナダ)のもので、
今回のジャムの味のベースを作っています。
ジャムのなかに、しっかり粒が残っているのは、
このブルーベリーの果実です。
ストロベリーはアメリカ産の大粒のもの。 
実のなかまで真っ赤な種類で、
生で食べてもおいしいものを使いました。
フランス語では「フランボワーズ」と呼ばれる
ラズベリーは、酸味が強めの果実で、
チリ産のものを使っています。
赤くてつるんとした果実のクランベリーはアメリカ産、
めずらしいブラックベリーはセルビア産。
個性の強いクランベリーとブラックベリーは、
ジャムの味に、奥行きをプラスしています。