ウールで、Tシャツ?
そうなんです、ウール本来の特性をそこなうことなく、
表面にカシミアタッチの風合いと
水洗いを可能にする“ソフティナ加工”を施した生地で、
長袖のTシャツを、つくりました。
「これについてはね、もうね、
 この素材がすごく気に入ったっていうのがあるんです」
と、大橋さん。
洗濯しても縮んだり、毛玉の発生が少ないのが特徴。
たくさん着て、どんどん洗ってほしい一枚です。
(ちなみに、今回のラインナップでは、
 このTシャツと、サルエルパンツ、裾ゴムスカート、
 ストールが、同じ素材です。)
「洗いをかけると、やわらかさが増しますよ。
 私たち、この布、
 洗ってすごくよかったと思ったんです」(大橋さん)
ちなみに、襟ぐりも共布でつくっています。
きもちのよい生地ですから、
素肌の上に直接着ても、いいですよ。

今回の「a.」のなかでは、
デザインに“遊び”があるアイテム。
左右の袖の、肘からちょっと手首よりのあたりで
切り替えになっています。
そして右腕だけは、同じ布の色違いに。
カジュアルな印象がつよいのは
Tシャツというかたちだけでなく、
このデザインのためかもしれません。
また、肩に縫い目がない、
身ごろと袖を一枚で裁ったドルマンスリーブも
「a.」らしいところ。
肩幅を気にせず、着ていただけますよ。