福森雅武さん編

まずは、当主の福森雅武さんが、
「ほんとにだいじなカレー皿」を使って
5品をつくってくださいました。
夏らしいコースメニューになっているんですよ。

△まずは、お酒のあてによさそうな、
おからと、いかの塩辛。
おからは、油を使わず、出汁で煮詰めたものです。
こうするとふんわり仕上がるんですよ。
塩辛は、小皿に盛ってから添えています。

ほんとにだいじなカレー皿(灰釉)

△土楽の畑で採れた、だいこんの間引き菜を、おひたしに。
だいこんおろしと、おろししょうがでさっぱり。
夏らしい前菜ができました。

ほんとにだいじなカレー皿(アメ釉)

△ふわふわの卵焼き。あまりにおいしかったので、
福森さんにつくりかたを聞いたところ、
「塩、白こしょう、だいこんおろしをつゆごと。
 そして牛乳を少し入れて、三つ葉といっしょに焼きます。
 牛乳を入れるのは、さめてもかたくならないからです」
とのことでした。最後に巻き簀でかたちをととのえているので、
この「ごちそう感」が出るんです。

ほんとにだいじなカレー皿(アメ釉)

△お魚料理は、「ぐじ」のムニエル。
アマダイを関西ではこう呼ぶそうです。
添えてあるのは、たまねぎの素揚げです。

ほんとにだいじなカレー皿(アメ釉)

△お肉料理。「牛すね肉のシチュー」です。
土鍋でことこと煮込んでやわらかくなったすね肉に、
グラッセにしたにんじん、ソテーしたじゃがいもを添えて。
「灰釉」の複雑な色味は、いろいろな食材・料理の色をうけとめてくれます。

シチュー:ほんとにだいじなカレー皿(灰釉)
パン:ひとくちカレー皿(灰釉)
ノリタケ カウンティス (E.P.N.S. )スープスプーン

‥‥
次回は、福森道歩さんの料理をおとどけします。
どうぞおたのしみに。



2013-07-29-MON

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