「ベア1号」や「ベア2号」でごはんを炊くと、
炊飯器や、金属製の鍋で炊くのとは
ひとあじちがうごはんが炊き上がります。
ぜひおためしください。
「おこげ」もたのしめますよ。
「ベア1号」を例に、
土鍋で炊くごはんの炊き方をご紹介しますね。

※「ベア1号」で炊けるお米の量は、4合まで。
 「ベア2号」で炊けるお米の量は、1合半までです。

炊く前に

お米をよく研いでから、30分ほど、水にひたし
(冬場は、60分くらいひたします)、
ざるにあけて、水をよく切ります。
このときは「ベア1号」ではなく、
ボウルやほかの鍋で。
(「ベア1号」は、炊くときにだけ使います。)



お米を土鍋に入れ、水を加え、平らにならします。



お米と水の割合は、精米した白米の場合、
お米1に対し、水が1.1。
3カップのお米なら、3.3カップの水、
ということになります。
やわらかめのごはんがお好みの場合は
水の割合を1.2くらいにしてください。




さあ、炊きましょう

ガス台にそっとのせ、まず弱火で5分。
土鍋があたたまってきたら
中〜強火にします。





沸騰してぶくぶくと噴いてきたら、
フタをあけて、しゃもじで鍋底をぐるっとかきまぜます。
こうすると鍋底の焦げつきを防ぎます。
すぐにフタをして、弱火にしてください。



ごはん専用の土鍋ではないので
フタと胴のあいだにすこしすきまがあり、
ここから蒸気が逃げます。
そのままでも炊き上がるのですが、
濡れ手ぬぐいや濡れタオルを、
フタのまわりにぐるっと一周させて
蒸気が逃げにくいようにしてもよいでしょう。

炊くときに、フタに「重石」をのせても
フタが浮かず、よりおいしくなりますよ。

そのまま、蒸気がほとんど外に出なくなるまで、
弱火で炊きつづけます。

「ほぼ日」の調査によると、3合だきの場合、
沸騰してから弱火にして「約11分」といったところです。
慣れないうちは、ときどきフタをとって、
様子をみてもかまいません。
水気がなくなり表面がつやつやとしていたらOK。
「おこげ」をつくりたいときは、
蒸気が出なくなってから、さらに弱火のまま
すこし炊きつづけると
ほんのり「おこげ」の匂いがしてきますので、
そこまで待っても大丈夫。

最後に5秒間、強火にして「追い炊き」をします。



火を消して、フタをしたまま
15分ほど蒸らしてできあがりです。



蒸らしている間はフタはあけないでくださいね。



15分蒸らしたところで、できあがりました!



ふっくらして、ぴんっと立ち上がった
おいしいごはんです。



おこげもたのしめます。

できあがったらそのままにせずに、
おひつや、ジャーなどに
移してくださいね。


玄米を炊ける?

「ほぼ日」の実験では、玄米も炊くことができました。
ポイントは、

水の量を、お米1:お水1.5にする。
一晩ひたしておく。

ということ。
炊く時間は、沸騰してから約30〜35分というところです。
ぜひ、ためしてみてくださいね。

2009-12-10-THU