簡さんのお茶

「今古茶藉」という中国茶のお店をいとなむ簡さんは、 自分で畑に足を運び、栽培法や収穫の状況を見て 産地ごとに、お茶をていねいに仕入れます。 定番は、龍井、鉄観音茶、単叢、岩茶など。 簡さんの人柄のようにやさしく、あまみのあるお茶は 「ほぼ日」のオフィス内でも大人気。 年に数度、人気の茶葉と 季節に合わせて調合した八宝茶を「ほぼ日」で 販売しています。 簡さんを紹介してくれたのは、女優の風吹ジュンさんです。

 



寒い季節に「ほぼ日」で
毎年欠かさずご紹介してきた
冬の定番、岩茶(がんちゃ)を販売します。
簡さん特製の寒い季節向けの八宝茶と
冬の花茶もあわせて販売します。
数量限定ですので、ご希望のかたは
お早めにお申し込みください。

簡さんのこと 風吹さんが教えてくれました
今回販売するセットについて このお茶について知っておいてほしいこと
簡さんのお茶のいれ方 簡さんのお店のこと
今後の販売について 簡さんへ おたよりコーナー
今後の販売について 茶葉について紹介します
 
 
6種の岩茶セット 岩水仙、岩肉桂、水金亀、鉄羅漢、白鶏冠、大紅袍 各5g (合計30g)  1セット 4,880円 (税込・配送手数料別)  販売数 500セット 野生茶芽と冬の花茶セット 黄山貢菊 10g×2(合計20g) 雲南野生茶芽 5g 礼楽春秋(辛夷、知母、百合、刺五加子、款冬花、黄山毛峰) 5袋  1セット 3,300円 (税込・配送手数料別)  販売数 400セット
専用タンブラー(無地) ふたやボディに絵柄のない、 シンプルなデザインです。 1個 1,800円 (税込・配送手数料別)  販売数400個  
 
6種の岩茶セット

寒い日にぴったりの、こうばしい岩茶は
冬の定番のお茶として毎年人気です。
岩茶は中国の福建省北西部にある
ごつごつした岩山の武夷山で収穫されます。

まず、岩茶の特徴をお伝えします。

岩茶は、烏龍茶の一種です。
鉄観音茶などの、緑茶のような風味を持つ烏龍茶に比べ
くり返し焙煎をほどこされることで生まれる
「深い味の余韻」「こうばしさ」「香りの高さ」「茶色」
が特徴です。


茶色で、焙煎されたこうばしい風味が特徴。

近年、岩茶の人気が高騰し、
武夷山の「岩茶の正式な産地」で採れる
茶葉の入手が難しくなってきています。
しかし、簡さんは、今年も変わらず畑に通い、
6種類の岩茶を仕入れてきました。
「大紅袍(だいこうほう)」を含む
全6種類の岩茶がそろった
めずらしいセットにしてお届けいたします。
各5g、合計30gがセットになっています。
(ひとり分は1回1〜2gです。
 中国茶のいれ方はこちらのページを参考にしてください)


大紅袍は高級な茶葉として知られますが、簡さんによると
「大紅袍はバランスの取れた味。
 どのお茶が好きかは人それぞれ」だそうです。

6種の茶葉の種類と特徴は以下のとおりです。

1 岩水仙(がんすいせん)‥‥味が濃厚
2 岩肉桂(がんにっけい)‥‥香りと刺激(辛み)
3 水金亀(すいきんき)‥‥透明感
4 鉄羅漢(てつらかん)‥‥深みのある焙煎
5 白鶏冠(はっけいかん)‥‥くぐもった感じ
6 大紅袍(だいこうほう)‥‥白鶏冠以外の岩茶の特徴をバランスよく含む

 
日本茶でいうと「ほうじ茶」に少し似ています。
岩茶は香りがとても豊か。
私は、香りのいい岩肉桂がいちばん好きです。
岩茶はチョコレートと合いますよ。
水金亀は、私の感覚では、熱いお茶なのに
氷水のような硬さを感じる、不思議なお茶です。
白鶏冠は不透明感があります。
それぞれの岩茶の焙煎の数は4回、
鉄羅漢のみ5回焙煎されています。
以前、リーズナブルな
中国茶ティーバックセットを買ったときに、
岩茶が美味しくて
「ちゃんとしたものだったら、
 更に美味しいんだろうなぁ」
と、ほぼ日の岩茶の企画を心待ちにしていました。
簡さんの岩茶は、全く別物でした。
寝る前に飲んだのですが、
あまりの香りの良さに目が覚めそう。
で、先ほども飲んできました。
そして、嬉しくてこのメールを書いております。
今年は本当に寒い日が続くので、
冬のお楽しみに
毎日少しずつ楽しもうと思ってます。
(2011年1月29日 pさんからのメール)
 
 
野生茶芽と冬の花茶セット

寒い毎日を迎えるために簡さんが調合した八宝茶
「礼楽春秋(れいらくしゅんじゅう)」と
黄山貢菊(こうざんこうぎく)、
雲南野生茶芽(うんなんやせいちゃめ)を
セットにしました。

このセットでは、まず八宝茶の礼楽春秋をご紹介します。
寒さからくるストレスをやわらげることを考え
簡さんがブレンドした八宝茶です。
原材料は以下のとおり。
・辛夷(しんい。コブシ。産地は湖北省十堰市武当山)
・知母(ちも。多年生植物ハナスゲの根部。中国東北部産)
・百合(ゆりの花茶。新疆ウイグル地区で採れたもの)
・刺五加子(しごかし。民間薬としても使われてきた実。遼寧省産)
・款冬花(かんとうか。フキタンポポ)
・黄山毛峰(中国緑茶。この八宝茶の味のベース)

 
この八宝茶を入れたとき、
ゆりの花が開いてかわいいですよ。
辛夷はふさふさした
うぶ毛のようなものがついた植物です。
カビではないので、
安心してお茶に入れてください。
八宝茶は、ひと袋が1回分です。
タンブラーでも急須でも、
ひと袋をそのままあけて
お湯をそそいでおめしあがりください。
 

次に、毎年好評な黄山貢菊と、
今年特別にお届けできる雲南野生茶芽をご紹介します。

黄山貢菊は、その名のとおり
中国の黄山で採れる菊。
献上茶として扱われた、珍重な菊です。
菊にとって気候が思わしくなかった今年、
簡さんは株が最初につける花ばかりを集めるようにして
買い付けました。


簡さんが今年集めたのは、おおきめの菊。
味が濃いので去年よりも少ない分量でいれます。

雲南野生茶は、雲南毛峰の野生種で、
雲南省の西側にあるちいさな地域でしか採れない
たいへんめずらしいお茶です。
茶葉ではなく、芽の部分を乾燥させてお茶にします。
力強い野性味がありますが、
刺激の少ない、やさしい味がします。


「芽」なので、見ばえがとてもかわいいです。

菊と野生茶芽、ふたつのお茶はもちろん
それぞれ単独でもお飲みいただけます。
・雲南野生茶芽‥‥2〜3つぶ
・黄山貢菊‥‥3〜5りん
を1回分のめやすにして、お湯をそそいでください。
雲南野生茶芽と黄山貢菊をブレンドするのもおすすめです。
その場合、茶葉の量はお好みで調整してください。

 
雲南野生茶芽は
ふだんお飲みの紅茶など
(ティーバッグなどでも)に
ひとつぶ入れると、味に深みが増しますよ。
黄山貢菊は、ふだんパソコンを使うなどで
目が疲れている方におすすめしています。
黄山貢菊は変色しやすいので、
熱湯でいれるようにしてください。
 

さて‥‥じつはどの茶葉も料理に使えるのですが、
黄山貢菊と雲南野生茶芽は、
「ハーブのように」料理に使うのに
とても適しています!

ここでは、簡さんおすすめの
豚肉のソテーをご紹介します。

まず、すり鉢で雲南野生茶芽をすりつぶします。
(簡さんは、あらびきがおすすめです)
おおきめの肉2枚に対して10〜15粒がめやすです。

豚のロース肉 厚め2枚
(肩ロース、リブロース、または
 スライス肉でもOK)
に均一に塩をふります。
簡さんはいつも岩塩を使います。

すりつぶした雲南野生茶芽を肉の両面にまぶします。
黄山貢菊1りんを、
手で花びらをほぐしながら肉の両面にまぶします。
がくは残しておきます。

いっしょに盛りつける野菜も用意します。

さきほどのすり鉢にお茶の粉が残っているので
ここにお湯を足しておき、
のちほどドレッシングに使いましょう。

お茶と菊がついたお肉を焼きます。

お皿に残ったお茶と菊も残さず乗せてしまいましょう。
菊のがくも、ここでいっしょにフライパンに。

ふたをして焼きます。

ひっくり返して。
また焼きます。

中まで火が通ったら焼きあがり。皿に盛りつけます。

残った肉汁をそのままにして、フライパンに
すり鉢のお湯をそそぎます。

ひと煮立ちしたら火をとめて、酢を入れます。

お茶ドレッシングのできあがり。野菜にかけましょう。

完成です。

いただきまーす。3人で試食します。

 
こうばしくて、しっかり味がします。
やわらかくておいしい。
塩コショウで焼くよりごちそう感が増しますね。
花が入っているのでおしゃれな感じがします。
お茶がスパイスのような味になります。
ふだん豚肉をかたまりで食べないけど
これなら真似したい。
お茶、菊、塩が肉に合う。
野菜もすごくおいしい。
牛肉でもおいしいですが、私は豚肉派。
緑茶系ならなんでもお料理に使えますが、
使うお茶によって味が変わります。
料理に使える代表的なお茶は
盧山雲霧、黄山毛峰、龍井です。
龍井は鶏肉に合いますよ。
簡さんはいつもお茶を
酢にいれていらっしゃいます。
市販のお酢ひと瓶に、
お茶を3グラムほど沈めます。
(簡さんは盧山雲霧を使用)
黄山貢菊を入れてもおいしくなるそうです。
お茶を酢に入れることで、味に深みが出て
ドレッシングなどにも使いやすくなるそうですよ。
 
2012-01-26-THU illustration:坂本 奈緒
 
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