簡さんのお茶

畑を訪ね歩き、よい茶葉に出会ったら、 その場で作り手の方に声をかけ、話をはじめる。 仕入れることに決まったら、 栽培中はときおり足を運び、注意深く目を配る。 簡(かん)さんは「自分の手が届く」ことを大切にして お茶の葉を仕入れています。 簡さんを紹介してくれたのは、 ふだんこのお茶を飲んでいる、女優の風吹ジュンさんです。



桃の香りの単叢と 春の鉄観音、 販売終了しました。


今回は、春の荒天を乗り越えて収穫できた
ふたつの茶葉
・春鉄観音茶(はるてつかんのんちゃ)
・桂花香単叢(けいかこうたんそう)
を販売いたします。
1000セットの限定販売で、
完売次第、販売は終了いたします。


簡さんのこと 風吹さんが教えてくれました
今回販売するセットについて このお茶について知っておいてほしいこと
簡さんのお茶のいれ方 簡さんのお店のこと
今後の販売について 簡さんへ おたよりコーナー
今後の販売について 茶葉について紹介します
春鉄観音茶と 桃の香りの単叢セット 春鉄観音茶25g(5g×5パック)、 桂花香単叢10g(5g×2パック) 1セット3750円  販売数1000セット 専用タンブラー 今回のタンブラーは 風吹ジュンさんデザインです。 ボディやふたにイラストがついています。 (お届けするデザインは2種類のうちどちらかです。  デザインをお選びいただくことはできません) 1800円 販売数260個
 

簡さんは、中国のお茶畑を見て回り、
農地の様子や
栽培、収穫、加工などの工程を見て
茶葉を選び、仕入れています。
味の受けとめ方は人それぞれなので、
「その人に合うお茶を、
 その人が見つけられるように」と
簡さんは「今古茶藉」というお店を営み、
さまざまなお茶を提供しています。
「ほぼ日」では、年に数度、
茶葉を分けてもらって
こうしてみなさまにご紹介しています。

前回の「龍井」販売時にもお伝えしましたが、
今年の春は、産地の中国で、
悪天候が続いてしまいました。
お茶の収穫時に大雪に見舞われた地方もあり、
(東京でも同じ時期、春になってからいちど
 雪が降りました、あのときです)
新芽が凍りついてしまって全滅、
という惨事もありました。
今年の中国茶の総生産量は
激減するともいわれています。

鉄観音茶の産地、安渓でも
単叢の産地、鳳凰山でも
悪天候の影響がありました。
強烈な寒さのなか生き残った茶葉だけを収穫し
簡さんが現地で根気よく粘って
選んで集めたものが、
今回の春鉄観音茶と桂花香単叢です。

さて、この、春の寒さに耐えた
めずらしい茶葉の味わいは
いったいどういうものになるのでしょうか。

 

 

 

 

生き残った鉄観音の 豊かな香り。

安渓では、毎年春になると
風向きが北から東南に切り替わります。
そうやって、あたたかさに押されるように
新芽を出す鉄観音茶は、
今年、ずっと北風に吹かれたまま、
新芽を出すことになりました。
つまり、冬の寒さを耐えぬき、
芽吹くときも、寒さにさらされていたのです。

あまりの寒さのため
収穫できずに終わってしまった茶葉も
たくさんあります。
そのため、今年の春鉄観音茶は
全体的に生産量が少ないのですが、
生き残った茶葉の品質は
味は豊か、香りも華やかで、
すばらしいのだそうです。
簡さんいわく、
「寒さに耐えた、
 命そのものの、といった味です」
だそうです。

簡さんの鉄観音茶は、
晴れ渡った日に似合う、
さわやかでくっきりとした味わいの
「うす緑の烏龍茶」です。
「春は味、秋は香りの鉄観音」
とも言われますが、
今年の春鉄観音茶は、寒さのせいで
味はもちろん、香りも
抜群のしあがりになったのです。



 

 

 

 

寒かったゆえの甘い香り。 まるで桃のような単叢です。

毎年、この時期に
「簡さんのお茶」でご紹介している
フルーティな香りのお茶、単叢は
「その年のお天気がつくるお茶」
と言われるとおり、
年ごとの味のちがいを
みんながたのしみにしているお茶です。
年や産地によって、
マスカットのような香りや
くちなしの花のような香り、
はちみつのような香りになることもあります。

悪天候だった今年、
いつもはその名のとおり
「きんもくせいのような」と言われる
桂花香単叢のしあがりは
どうだったのでしょう?

収穫に立ち会った簡さんは
「なぜか、桃のような香りがするんですよ」
と、現地からの電話でおっしゃっていました。
簡さんご帰国後、
我々「ほぼ日」が試飲してみると、
簡さんのおっしゃるとおりの
桃のような、甘い香り。
毎年単叢の味見をしている我々、
これははじめての体験でした。
何煎もいれていくうちに、
桂花香単叢の本来の香りである
きんもくせいの香りが顔をのぞかせて、
その変化もたのしめます。

簡さんいわく
「寒さに耐えた、今年だけの幸せです」
とのことです。
ご希望の方は、どうぞお早めにご注文ください。

茶葉の量は、
ひとり分1〜2グラムをめやすにしてください。
タンブラーでもコップでも、いれることができます。
(お茶のいれ方は、こちらをごらんください)

※単叢の「叢」の字は、正しくは「木へん」がつきます。



 

 

 

 

 


 
2010-06-25-FRI illustration:坂本 奈緒
 
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