ミーシャ 2009年制作 Serial Number/N-021

体長=約41cm 座高=約33cm
素材=化学繊維、チロリアンテープ、ポリエステル(中綿)
   鈴/ボタン/目=化学繊維
タカモリ・トモコさんがちいさいころに読んだ
ロシアの絵本のイメージをこめた、
子グマのあみぐるみです。
子グマの名前は「ミーシャ」。
(ミーシャはロシア語でクマのこと。)
手に、森のキノコを持っています。

モールの毛糸2本とファーの毛糸1本を合わせ、
合計3本を1本にして編まれているため、
全体にしっかりとしたたたずまい。
手に取れば、ずっしりとした重みが感じられます。

緑のベストに赤いパンツ。
別の作品「ミーシャパパ」とおそろいですが、
その色合いは微妙に異なり、
こちらのミーシャの洋服には、パパにくらべて
元気で鮮やかなカラーが選ばれています。

ボディには、
タカモリさんがいつも使用しているものとは
ちがうタイプの鈴が入っています。
赤ちゃんのオモチャ、ガラガラの鈴といえば
おわかりでしょうか。
「コロンコロン」というなつかしい響きは、
この作品のイメージにぴったりです。

今回展示している
「ミーシャママ」「ミーシャパパ」とは同じ家族で、
森のおうちでいっしょに暮らしているというイメージ。
作品のオーナーが決まれば、
この家族は別々の家に届けられることになりますが、
いつかタカモリ・トモコさんの展覧会が
ひらかれる機会が来たときに、
ぜひ、この家族が再会できることを願って、
オーナーを募集することにしました。

なお、2月会場ヌーヴォー作品のオーナーになったかたには、
3匹がいっしょに写っている「家族写真」を
それぞれにお届けすることになりました。



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