今回のあみぐるみたちは、
絵日記を描くみたいにして、生まれました。

インスピレーションを得ようと思って
動物園に行くことは
なんどか経験があるのですが、
これまでの創作って
あくまで「あみぐるみで動物をつくる」
という方向性だった気がします。

でも今回は、動物たちに
「あみぐるみ」になってもらったというか‥‥。

「どんなだったっけ?」って思い出すより
「ゾウは、鼻が長かったゾ」とか
思い浮かべたのは、それくらいの感じ。
その、だいたいのイメージと
動物たちを見たときの
「たのしい!」という思いが合わさって
今回のあみぐるみが、生まれたというか。

おうちに帰って、日記帳に
「今日はね、こんな子に会ったんだよ」って
絵を描くような感じで編みました。

作品全体としては、
「すごく、すごくよくできたな」って
自分では思っています(笑)。

へんにちからが入っていないし、
あみぐるみとして
バランスがとれている‥‥というかな。

前回の「三越会場」で
たくさんつくって燃え尽きたあとに(笑)、
また「ゼロ」から
スタートしたのかもしれない。

できあがった子たちをながめていたら
そんなふうに、思いました。

たくさん抱っこして、
たくさんかわいがってもらえたら、
うれしいです。


2013年5月 タカモリ・トモコ






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