いい音は空気を洗う。
加藤晴之さんの紙筒スピーカー物語。

♯19 テイさんが聴いてくれた!

まいど。通天閣あかりです。
忙しいですねー!
いよいよ年末。
12月は、「ない」に等しいですね。
「あってないようなもの」とも
言えましょうか。
「なきにしもあらず」か。
もういいですね。

先日、テイ・トウワさんが、
紙筒スピーカーを聴きに、
明るいビルに来てくださいました!

通販生活のスピーカー担当の
宮坂姉さんも交えて、
6枚ほどCDを聴いていただき、
今後のスピーカーへのアイデアから
テイさんの日常に至るまで
気さくに話してくださいました!

さあさあ、
気になるテイさんの感想や、いかに。


撮影カメラ:Canon『Power Shot G2』

糸井 じゃあ、通販生活の宮坂さんの
おすすめの曲から。
テイ 通販生活と言えば、うちの嫁さんも
よく利用させてもらってるんです。
あ、CDプレイヤーで聴くんですか。へえ。

1曲目『ウッド/ブライアン・ブロンバーグ』を聴く
テイ おもしろい。
DJ的に感想言っていいですか。
落ち着きがいい。(笑)
糸井 思ってたのとちがうでしょう。
テイ すごいって言われてるって
聞いてたので・・・。
すごいですね。
定位と立体感がある。
糸井 そういう言葉使われると、
そうか!って思うねー。
定位と立体感。(笑)
なるほど。
テイ こんなに小さくて、この音は
いいですね。
糸井 すごく広いところに使うのは
無理かもしれないけどね。
テイ 小さいもので大きい音を聞くと
いっぱいいっぱいな感じがある
じゃないですか。
でも、これは音量をあげても
全然平気ですね。
コンパクトだし、
日本の生活事情を考えると
ちょうどいい感じですよね。
宮坂 スピーカーの真ん前に座ると
音がいいっていいますが
このスピーカーは
どこにいてもいいんです。
糸井 まあ、そりゃあ
真ん前のほうがいいけどね。(笑)

2曲目『Joao Voz E Violao / Joao Gilberto 』を聴く
糸井

このスピーカーで聴くと
細かいところがずばりわかるから
ボーカリストはつらいと思う。
いいミキサーがいないレコードってあるじゃないですか。

テイ ええ。
糸井 ぼくは加藤さんのところで
ある人のレコードを聴いて
そこのエンジニアが悪い
っていうのがわかった。
声を出してるのが苦しそうなのが
わかっちゃった。
それはせつなかったです。

3曲目『El Gran Baile/ Senor coconut』を聴く

テイ こういうのは合いますねえ。
お前はそこで弾いてろみたいな。(笑)
目の前にいるみたいっていうと
陳腐ですけど。
糸井 いや、本当にそうだね。
そこにいるみたいな。
テイ ガムラン聞いてみましょうか。

4曲目『ar/Compiled by TowaTei/akashic records)』を聴く
テイ これも近い感じがする。


5曲目『Hajime Chitose/元ちとせ』を聴く

テイ 唄すごいいいですよ。これは。
けっこう大きい音量を出しても
輪郭がぼけないのが不思議だなあ。普通は部屋鳴りで
ボアンとしちゃうのに
輪郭がすごくはっきりしてるのが
不思議ですね。
不思議だなあ。

6曲目『INVINCIBLE/ Michael Jackson』を聴く
テイ このスピーカー、買いますよ。(笑)
インテリア的に、
ちょっとどこに置こうかな
っていう気はしますが。
正直言って。
子供部屋には
似合いそうなんですが。
糸井 そうだね、その問題はあるね。
テイ 無印良品みたいな感じがする。
糸井 わざと置いてるんですよ、
っていう感じを
演出するしかないね。
机もセットで売ってみるとか。
テイ 神棚みたいなところに置くとか。(笑)
テレビにはつなげられるんですか?
糸井 つなげられますよ。
DVDのミュージックものは
テレビにつないで聴いてます。
最近いいなと思ったのは
ニールヤングの
アコースティックライブで、
しゃべりの声が
ちゃんといい感じで伝わるんです。

これを作られた加藤さんが言うには日曜の深夜が音が
一番よく聴こえるらしい。
電磁波を出してる人たちが
少ないんですって。
テイ へえ!
加藤さんて面白そうなかたですね。
いつか紹介してください。
糸井 ぜひぜひ。
すごくまっすぐな
子供のような心のかたですよ。

大人になると、どうでもいいことと
どうでもよくないことの区別が
段々つくようになって
それ言ってても、
しょうがないでしょう
って普通なるんだよね。
テイ 面倒なことには
すぐノーって言うようになってね。
糸井 それが大人っていうこと
じゃないですか。
テイ それが大人。
変なオチがついちゃった。(笑)
糸井 テイさんとこって
オーディオルームみたいなのが
あるんですか。
テイ いえいえ。そういうのじゃなくって
マスタリングスタジオを
音響設計した人を紹介してもらってそれで防音とか、
和紙を天井に貼ったりとか
色々と家に施してる感じですね。
でも、床はデザイン的に
石にしたんですよ。
音が反射するんですけど、
やっぱりデザインが大事かなと。(笑)
糸井 要するに音に対しては、
それくらいの感じで。(笑)
テイ そうですね。
それくらいで。(笑)
宮坂 今スピーカーは
何を使われているんですか?
テイ 「ジェネレック」っていうやつを。
それの下から3つめくらいの
サイズのものを。
大体それが今定番になってて、
音がウエットというか
聴いていても耳が痛くなくて
作るのにも向いてるから
自宅スタジオはそれが多いですね。

でも、この紙筒スピーカー、
いいんじゃないですかね。
糸井 宮坂、安心の巻き。(笑)
宮坂 本当に。よかったです!
足りないところがあるとすれば
どこでしょうか。
テイ デザインですかね。(笑)
糸井 この周辺が
これに似合わない環境になってると
どうも目立っちゃうけど
庭にあったりしたら
かっこいいだろうね。

ディズニーランドって
スピーカーだらけなんだよ、実は。
AランドとBランドの間に
滝があって、
違う曲が流れているのを
きちんと遮断してるらしい。
そういう気持ちで行ったら、
スピーカーだらけじゃないか!
ここは!
って思うくらいスピーカーが多い。
テイ へえ!そうなんですか。
面白い。知らなかった。
糸井 あんな風に
これが庭に隠れてたりしたら
「ごちそう」だろうねー。
無理だけどね、雨降ったりしたら。
紙なんだから。
テイ 外はいいですよね。
うちは日曜とかにデッキに出て、
ござひいて
いつもスタジオにしてる
1階の窓を開けっ放しにして
曲をかけてねっころがって、
ビール飲んで本読んだり
子供が体の上に乗ったり
するわけですよ。
そういう時とかに合いますねえ。
オープンエアな感じがいい。
糸井 夕方とかいいよー。
宮坂 窓を開けて風が入ること自体は
スピーカーにとっては
いいことらしいですね。
音が悪くなるということは
ないそうです。
糸井 僕はあと、
家の中で持ち運びするわけですよ。
テレビにつないだり、
それを元に戻したり。
その時にトレイが一つあって
ひとりで一回で運べると
ものすごい楽だ。

できたらプレイヤーも
定番にしちゃって、
1セットにして
コンポで売ったほうが
お客さんには親切かもね。
この自由度があることで
かえって迷いがでるかな。
テイ 無印良品ぽく見えちゃうなら
見えちゃうで決めちゃって、
こういうコンポですよ
って組んであげるっていう
手もありますね。
これはこれで、すごくいいけど。

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ざっくばらんにお話をしてくださった
テイさんですが、
プライベートなときの
音楽とのかかわりかたって、
意外とシンプルなんだなあという
印象を受けました。

次回は、引き続き
これからの紙筒スピーカーの売り方について
提案してもらっていますのでお楽しみに!

ほな。



アンプつき
一括価格37000円(分割価格39200円)送料600円別
スピーカーのみ
一括価格27000円(分割価格28800円)送料600円別


「加藤晴之さんの紙筒スピーカー」に関する
お問い合わせは、
0120-701-567(カタログハウス商品ご説明課)
お申し込みは、
0120-164-164(カタログハウス受注センター)
までお願いいたします。

2001-12-27-THU


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