甘いものはきらいではないが、積極的に好きでもない。
それはアルコールのおかげだろう。夜に酒を飲む日は、
一日甘いものなど食べなくても平気である。

逆に、飲まない日はちょっと甘いものがほしくなる。
最近休酒日が増えた(増やした)ので、
以前よりは菓子を食べるようになった。
嫁が授乳のため断酒しているからでもある。
甘さひかえめの和菓子や、固いプリンなど、
比較的油っこくない軽いものを好む。

問題は「しっかり甘いもの」である。
しぶいお茶を飲まずにはいられない、昔ながらの甘み。
それはなつかしい素朴な美味しさといってもいいわけだが、
私はしょせん、基本「辛党」なのである。
しっかりした甘さの菓子に出会うと
「参りました!」
と、土下座をしてしまうことが多い。

【材料】
・食パン
・もなか、白あんのまんじゅう
・塩

あんこが甘すぎるなら、あんパンにすればいい。
食パンは6枚切りをさらに半分に、かわいい薄さに切る。
かわいい薄さ、ついそんな表現をしてしまうのも、
日々乳児に「おとーしゃんでちゅよー、ぷしゅー」などと
言っているからだろうか。

和菓子を横半分にスライスし、塩をふってサンドする。
この塩が甘さをおさえ、しかもひきたてる。
バターやマーガリンをぬれば禁断の魔美味となるだろうが、
冷蔵庫のない事務所にそんなものはない。
なくてもじゅうぶんだ。
熱いお茶とともに、かわいい顔でいただきたい。

2010-04-08-THU
もどる