吉田戦車エハイクの世界。
21世紀の武者小路実篤になるかもよ?

エハイク その79

【評】
もみ合うライバルの口から漂ってきた、
負けじ魂をたぎらせる香り。
それは栗でも芋でも柿でもぶどうでも
サンマでもあるまい。
松茸だ。
ライバルの母が息子の勝負の朝に奮発した
松茸ごはんの香りが、
生玉子めしをかき込んできた主将の闘志を
恥ずかしいほどに燃え上がらせる。

2003-10-07-TUE

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